6/27札幌5R:スズナミはハイペースに対応できず7着

6/27、札幌5R新馬戦(芝1200)にて愛馬スズナミがデビューしました。想定よりも早期にデビューを果たせたことで期待感も高まりましたが、新馬戦とは思えぬハイペースな展開に対応することが出来ず、特に見どころ無く7着となりました。

本レースの最大のポイントは馬体重にあった様に思います。蓋を開けたデビュー戦の馬体重は394Kgで、これは小柄であった母のデビュー戦と比べても、さらに-2Kg軽い体重でした。馬格の小さいことについては想定通りでしたし、400Kgを下回ったことも個人的には驚くものではありませんでした。しかし、不安を覚えたのがパドックを周回する姿です。テレビで確認できたのは一瞬でしたが、その第一印象は「小さくて幼い」でした。母サザナミは馬格こそありませんでしたが、体を大きく見せてパドックを周回するのが特徴的で、その見せ方でその日の調子を推ることが出来たのですが、スズナミの場合はそれとは真逆の印象でした。

レースはスタートは綺麗に決めたものの、周りのペースにはついて行くことが出来ずに、少しずつポジションを下げてしまい、結局6番手に落ち着きました。只、これはテン3Fのペースが33.8秒と、新馬戦としては早すぎたことも無視できない要因ではありました。前日の新馬戦よりも1秒も早いペースであり、競馬を良く分かっていない状態でのこのペースは厳しかったかもしれません。

そのままレースは6~7番手で4角を回り、失速こそしなかったものの、前との差を詰めることは出来ず、そのまま7着になだれ込む形になりました。もし、最後にキレる脚を見ることが出来ていたら印象は随分と違ってきたのですが、今回のレース内容については特に見どころは無かったと言わざるを得ません。只、この6月にデビューして「レースを無事にこなせたこと」は、間違いなく今後の糧になるものと信じています。

レース後の林師のコメントによれば「小柄な馬なので、馬体重をキープしての調整に難しい面はありますが、馬の成長も見ながら距離延長も考えていきます。」とのこと。また、札幌滞在中に食いが細くなっていたとの情報もあり、この辺りもパドックの印象につながったのかもしれません。

同日の宝塚記念に出走したメロディーレーンは馬体重が344Kgだった様に、決して馬体重が競馬の全てではありません。当面は体作りに注力して、小さくても健康で瞬発力のある体に鍛えてほしいと思いますし、それには林師のマネージメント力に期待をしたいと思います。

改めて、ネットにアップされていた写真を見ると、体付きは筋肉質に見えますし、四肢の伸びには正にメロディーレーン並みに目を見張るものがありました。体さえ仕上がってくれば、見違える走りを示してくれるものと信じています。


■↓netkeiba.comに投稿されているレース写真です。四肢を伸ばして全身で走れていることが判ります。

https://cdn.netkeiba.com/img.db/v1.1/show_photo.php?horse_id=2019104739&no=3986&tn=&tmp=no

■↓Twitterに投稿されていた返し馬の写真です。半腱半膜様筋肉の様子をはっきりと見ることが出来ます。

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