9/19中山8R:ローズボウルは3着も勝馬には完敗

9/19、出資馬ローズボウルは中山8R・1勝クラス(ダート2400)にて4カ月の休養を経ての復帰戦に臨みました。陣営のコメントからは万全の態勢で臨んだ一戦でしたが、結果は残念な3着でした。

久々のレースの馬体重は前走比-2Kgの504Kg。休養明けの体重減に良い印象はないのですが、馬体の雰囲気は決して悪いものではありませんでした。むしろ、前走と比較して落ち着きがありましたし、なによりも毛艶の良さが目立ちました。


さらに、林師も現地に臨場されており、陣営のやる気も伺い知ることが出来ました。

レースはスタートこそ無難に切りましたが、今一歩のダッシュが付かず、鞍上が押し出してなんとか3角までに2番手のポジションを確保することが出来ました。ここで脚を使ってしまった印象もありますが、砂を極度に嫌がる本馬としては作戦通りの騎乗だったと思います。3角~4角を2番手で回り、1週目のスタンド前を馬なりで追走して行きました。

このままポジションをキープして1角から2角を回り、バックストレートで垂れた逃げ馬を交わして先頭に立つとレースのペースを握った様に見えました。ここまでは完全に想定した通りの展開で、あとは溜めた脚で「3角から後続を突き離せば完勝」と思ったのですが、抜群の手応えで捲って来たダノンラスターに3角入り口で並ばれてしまいます。ここから並走して200M手前まで抵抗しましたが、最後は余した脚の差から突き放されてしまいました。

ダノンラスターに突き放されても失速には至りませんでしたが、後方から追ってきたヤマノマタカにはゴール前で差されてしまい、最終的に3着と言う結果に終わっています。只、この2着と3着の違いは勝に行く競馬をした結果の差であって、むしろ最後まで良く抵抗してくれたと思います。2100→2400の距離延長も最後の最後に堪えたかもしれません。

冷静になって振り返ると、このレースのポイントは3角でダノンラスターに並ばれたことに尽きると思います。これが4角出口まで自由に競馬をさせて貰えていれば、勝ち目はあったと考えますが、逆にそれを許すことなく3角から仕掛けて来たダノンラスターの騎乗を称賛するよりありません。

正直な気持ちとして、今走は勝って次に向かいたい一戦でしたが、「ダノンラスターの様な実力馬に平場で対戦したことが不運だった」と割り切るよりありません。そして、今回のレース内容でも3着以下は大きく離していることから、現級での実力上位が揺らぐものでもありません。

レース後の林師のコメントによれば「ここを一叩きして、ピリッとしてくると思いますので更に良くなると思います。レース後の状態次第ですが、中2週か3週ぐらいを考えています。」とのことで、新潟のダート2500か東京のダート2100が具体的な目標になります。何れにしても、ダノンラスター級の相手がそうそう出て来るとは考え難く、次こそ決めてくれるものと信じています。今走を経ても「1勝クラスは通過点」の認識が変わるものではありません。

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