9/26、YGGの2歳馬では唯一の出資馬となったドライスタウトが、中京4R・新馬戦(ダート1200)にてデビューします。
ゲート試験合格までは順調に育成の進んだ本馬でしたが、そこから躓きが続いてしまいました。先ず、外厩にて喉鳴りの症状が指摘され、2週前に予定されていたデビュー戦の直前には熱発を起こして今回へスライドがされています。
只、熱発の治療の過程で喉に多量の痰が付着していることが発覚し、「これを治療したことで咳の症状が改善した」と言う情報が示されています。これで喉鳴りのリスクが回避されたのであれば、不幸中の幸い以外の何物でもありませんが、その真価を明らかにするためにも今回のレースを注視するところです。
当初陣営は中山ダート1200への出走を予定していましたが、これが除外となり、改めて中京ダート1200への出走が確定しています。もっとも、「中京よりも中山に適性がある」明確な根拠はありませんので、今回の変更は必ずしもネガティブではありません。
むしろ、輸送が短くなるメリットがありますし、何よりも鞍上が福永Jに変わる点は間違いなくポジティブです。一方、1200の距離についてはシニスターミニスター産駒のストライクゾーンよりも短い印象ですが、これは陣営が喉の状態をケアした判断かもしれません。
本馬の特徴はその雄大な馬格で、恐らく今走も500Kg前後の馬体重で出て来るものと予想されます。ここで、大型馬特有の仕上がりの遅さが懸念されるところですが、追い切り本数は重ねていますので、それなりに仕上がっているものと思います。ダートの短距離は大型馬ほど優位ですから、スタートから続く下り坂で加速して、ラストの登りは勢いで走り切る展開を期待します。
新馬戦なので相手関係の判断は出来ませんが、最終的に2~3人気に支持される見込みです。先ずは無事にレースを終えること、そして出来れば、喉の心配を払拭してくれる様な走りを見せて貰えることを祈っています。