GF出資馬の近況 2021/9/30

1.アレグロモデラート

デビュー戦に向けてノーザンF天栄にて調整が続けられて来ましたが、明日の検疫で美穂TCに入厩することが決まりました。直近の運動メニューは坂路を週2本、14-13ペースで乗り込まれており、体調も良く移動の態勢も整っているとのこと。現在の馬体重は464Kgです。

一方で武井師からは「調整は順調に進み、ひと回り成長しています。」とのコメントがあり、予定通り10/31の東京・新馬戦(芝1800)を目標とする方針が示されています。

2.スズナミ

復帰戦に向けて美穂TCに帰厩して調整が続けられています。9/29、美南Wにて追い切りが行われ、69.8-54.4-39.0-11.9(馬なり)を計時しています。全体時計こそ目立つものではありませんが、ラスト3Fが39.0で上がり11.9の時計は十分に動けている印象です。次の追い切りで前半をもう少し詰めて走れば、態勢は整うものと思います。

林師からは次走は綺麗な馬場状態で走らせたいとの意向があり、東京開幕週の芝1400に向かう方針が示されています。

3.ヴァロンダンス

今週土曜日の中山5R・新馬戦(芝1600牝)への出走が確定しました。想定段階では除外の可能性もありましたが、上手く分散してくれたのか狙いのレースに出走することが出来ました。鞍上はこれまで調教を付けてくれてきた、丸田Jが務められます。

9/29、美南Wで最終追い切りが行われ、83.8-66.9-52.0-38.0-11.9(馬なり)を計時しています。綺麗な加速ラップを刻みながら、11秒台で上がっており、時計的には文句の付けようがありません。格上の2歳1勝馬のラーグルフ(馬なり)の外を0.6秒先行して同入を果たしています。

宗像師のコメントによれば「今日は息を整えるぐらいの調整ですが、格上馬を相手に道中は半馬身ほど先行し、最後まで軽快なフォームで走れていました。」とのこと。

4.ダイヤモンドフジ

前走の新馬戦を2着と好走し、レース後も馬体には問題はなく、一時高かったテンションも直に落ち着いたとのことで、今週日曜の中京・未勝利(芝1400)に出走することが決まりました。鞍上は乗り替わりで国分恭介Jが務められます。

中1週のレースのため、直前追い切りは軽めの内容ながら、国分Jが騎乗して57.8-43.1-28.0-13.7(馬なり)を計時しています。乗り替わりの鞍上に、本馬の感覚を事前に知ってもらえたことは有意であったと思います。

宮本師のコメントによれば「前走の走りを見ると1200から距離が伸びても対応できそうですし、終いの脚は凄く良かったので、楽しみにしています。」とのこと。前走でスタートからのハイペースに着いていけなかった所が見えましたので、距離延長の上にスタート地点が上りとなることで、ペースが落ち着く中京・芝1400への変更は、本馬にはプラスに出るものと思っています。

5.ローズボウル

前走の後も馬体に問題は無く、続戦が決定。10/17の新潟・1勝クラス(ダート2500)への出走を目標に、在厩のまま調整を続けています。9/29、レース後1本目の追い切りを美南坂で行って、56.4-41.2-27.2-13.6(末強め)の時計でした。ラストは少し追った模様ですが、全体的にはまだ軽目の内容です。

本馬は見かけによらず続戦の効かないタイプでしたから、先ずは続けて使えることを喜びたいと思います。漸くここに来て、体が出来て来たのかもしれません。

6.ルヴァンヴェール

東京開催での出走を目標に、9/24、美浦TCに帰厩しています。9/29には美南坂で追い切りを実施して、52.6-37.7-24.4-12.3(強目に追う)を計時しています。

相変わらず調教ではよく動いてくれるのですが、これが本番で活きない状況が何とも歯がゆいところです。気性の問題が大きいのかもしれませんが、調教の時計を見る限り、現級を突破するポテンシャルは充分あると思います。陣営には、なんとかそれを引き出して欲しい所です。

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