10/31、愛馬アレグロモデラートは東京5R・新馬戦(芝1800)にてデビューを果たしました。調教の出来から勝ち負けまで期待されたレースでしたが、結果は6着と思う様な結果は得られませんでした。
当日の馬体重は466Kgで、パドックではしっかりと仕上がった感じに見えました。気性面では少し煩い感じもありましたが、初めての競馬であることを考慮すれば特に問題視するレベルではなかった様に思います。
レースは2枠2番から絶好のスタートを決め、ハナを切ることも可能な状況でしたが、鞍上が抑えて4番手のポジションに収まりました。そして、本レースのポイントはここから超絶スローペースになってしまったこと。行きたがるアレグロモデラートを鞍上が強く抑える状況となりました。松山Jのコメントによれば、「直ぐに理解してくれて落ち着いて走れていた」とのことですが、体力を消耗するには十分な距離を喧嘩していた様に見えました。
レースは4番手のまま4角を回り、超絶スローからの上り勝負となりました。位置的には決して後ろ過ぎるポジションではなく、前が開く瞬間もあった様に思えましたが、瞬間的にそこから飛び出す脚は見られませんでした。次第に進路も無くなってしまい、最後は十分に追える形にもならず、後続にかわされての6着となりました。
恐らく鞍上はスローペースを考えれば脚は十分に溜まっており、あの形からでも抜け出せると考えていたと思います。しかし、結果的にキレる末脚が見られることはありませんでした。この辺りにが「直線はジリジリとした伸び脚だったので、インで脚を溜めるよりも、外へ出してのびのび走らせれば良かったです。」の、松山Jのコメントに繋がったものと思われます。
今回の結果をジリ脚と見るのか、前半の消耗が原因と見るかは、判断の分かれるところですが、自分は後者であると考えています。キレる脚が使えるのか否かについては、前半が普通に走れてから、改めて判断してほしいところです。
また、松山Jが控える競馬を教えたことは本馬の将来にとって有意であったことは間違いないと思っています。本馬には中距離戦での活躍が期待されますから、ただ全力で走るだけの馬になってもらっては困ります。今走の内容から、「スローペースでは掛かってしまうので、次は距離を短縮しよう」みたいな早計な判断に陣営が流されないことを願っています。今回の超絶スローペースは新馬戦特有の異常な展開であって、未勝利戦であれば同じ1800でも結果は全く異なると思います。
武井師のコメントによれば「レース後の状態次第で東京開催での続戦を検討します」とのことなので、11/21の芝1800牝に出られればベストですし、芝2000を選択しても良いと思います。今走はラストで力を余した印象でしたので、続戦は可能ではないかと思います。