DMM出資馬の近況 2022/6/29

1.グランベルナデット

6/26、東京・新馬戦(芝1600)にてデビューを飾りました。1人気に推されましたが色々と噛み合わない競馬になってしまい、結果は6着に終わっています。只、ラスト100Mの末脚には確かなものあり、能力の片鱗は見せてくれたと思います。

レース後のコメントでは「脚元に問題は見られない」との一報がありましたが、その後「左前を曲げたときに痛がる様子が見られました。」との情報が齎されました。これを受けて、レントゲン検査を行った結果、左前に所見はなかったのですが、両後肢に古い遊離骨片が見つかってしまいました。歩様に乱れは出ていないとのことですが、恐らくは若駒に多いOCDの症状と思われます。

OCDであれば、「適正な治療を行うことで競争能力への影響はない」と言われており、リスクも少ないことから、最近は手術に踏み切りケースが多い様で、本仔についても将来を見越して手術に踏み切る判断がされています。

内視鏡による骨片除去術になると思いますが、運動再開まで3M、坂路に入れるのは3~4M後になるとすると、復帰は順調で12月、普通は年明けになりそうです。もっとも、この時期に判明したからこそ年明けの復帰が見込めるのであって、ここはポジティブに捉えたいと思います。

2.グランデスフィーダ

ゲート試験に合格した後、脚部の腫れと熱発を起こしていましたが、現在は完全に回復しており、チャンピオンズヒルズにて新潟デビューに向けての調整が行われています。牧場スタッフからは、「厩舎で一度動かしたことで、馬は確実に良くなっている」旨のコメントが出ている様です。

また、「距離はある程度あった方が良さそう」とのコメントもあって、デビュー戦は新潟・芝1800(外回り)になりそうな気がします。個人的に新潟の外回りは実力が素直に出るコースだと思っており、期待して発表を待ちたいと思います。

3.ミスティックロア

チャンピオンズヒルズにて調整を続けています。左前肢に骨瘤が出来たことから、運動メニューを軽くしてきましたが、現在は痛みも引いているとのこと。休養で緩めてしまった分を取り返す必要がありますが、先ずは坂路で15-15が再開されています。運動メニューを軽くしていた期間の調教でハミ受けが改善してきた模様ですが、一方で舌を縛るだけでは口を割ることが多くなったとのことから、クロス鼻革を用いてハミ位置を安定させる調教を行っているとのこと。

調教ペースを落としたこともあり、緩さの残る現状からすると、デビュー戦は秋~冬が目途になりそうです。実際、現3歳のArrogate産駒の大半は11月末~年明けに初勝利を上げており、産駒の傾向として晩成気味なのかもしれません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする