8/20、小倉7R・未勝利(芝1200)に出資馬ダイヤモンドフジが出走します。勝ち負けの期待された函館の前走で10着に沈んでしまい、仕切り直しての勝負レースになります。ここで北海道シリーズを諦めて、栗東で仕上げ直して小倉に向かう作戦を採ったワケですが、洋芝適性に疑問を生じたところでしたので、好判断であったと思います。
舞台が小倉・芝1200である以上、レースの作戦は前からの競馬が前提です。前走を先行して失速したことから、前からの競馬に不安を感じる向きもありますが、あれは先行馬同士でやり合ってしまい、前崩れになったものでした。勝ちに行った結果とも言えますし、連戦による疲労でお釣りの無い状況でもありました。今回は休養十分ですので、恐れずに前からの競馬を仕掛けて欲しいと思います。
その点で心強いのが、鞍上に手の合う富田Jが戻ること。特に富田Jは小倉・芝1200の条件を大の得意としており、今年も5勝を上げる活躍をしています。このコースを知り尽くしていると言って過言ではありません。ここは全幅の信頼を鞍上に置きたいと思います。
相手関係を見ると、この時期の短距離の未勝利戦にしては、抜けた人気馬の居ない点が幸いでした。最終的な1人気は川田Jを要する4番タガノタンゴになりそうですが、オッズは4倍台で信頼性はありません。3月末から中2~3週で9連戦目となると、流石に疲労が溜まっている筈です。
一方で、本来ならば1人気に推されても不思議の無いダイヤモンドフジですが、前走の2桁着順で大きく人気を落としています。マークが緩むと言う点で、有利に働くことを期待したいと思います。
展開的には先行馬2頭が本馬より内枠に入りましたので、これを行かせて3番手を確保するのが理想的です。上手くスピードを殺さずに4角のスパイラルカーブを回ることが出来れば、本来の末脚が使える筈です。
最後に、気性面の課題も忘れてはなりません。最近は問題を起こしていないとは言え、やはり後入れの偶数枠を引けたことは大きいと思います。確実にスタートを決めて好位を確保したいところです。