9/4、愛馬グランデスフィーダが小倉5R・新馬戦(芝1800)にでデビューを飾りました。今走の馬体重は516Kg。前走との比較が出来ないため、重め残りの判断は付きませんが、パドックを周回する姿は迫力があり、状態は出走馬中でピカイチに見えました。
ゲートには1番で入れられましたが、特に悪さをすることもなく、無難にスタートを決めました。只、鞍上は馬なりで出したことから、勢いを付けて先手を取りに行った馬からは遅れてしまい、離れた5番手からの競馬になりました。人気を2分したドウフォルスが積極的に2番手を確保したことと、新馬戦特有のスローペースが予見されたことを考えると、このスタートの騎乗は1人気馬が勝ちに行くには消極的に見えました。
1角~2角は隊列をキープしたまま回り、2角出口では行き脚が付いて、先行馬と差の無い所まで詰め寄りました。コース特性を考えれば、勢いを殺さずに前に行かせて良いと思ったのですが、鞍上はポジションをキープしたまま3角に侵入します。
問題はこの1000M地点過ぎから徐々に行き脚が鈍ったことで、鞍上が促しながらの追走となりました。そして、何とか4角出口まではポジションをキープしましたが、直線では伸びる脚は残っておらず、後方から差されて、見せ場の無いまま7着に沈んでしまいました。
勝馬との差は1.3秒も離された上に、その勝時計も目立つものではありません。端的言えば、超スローペースの展開から前が残った競馬であり、楽逃げを許した後続馬の責任の大きなレースだったと思います。そういう意味では、本馬も1人気を背負った以上は、3角手前から仕掛けて行くべきでしたが、3角過ぎから行き脚が鈍った事実を鑑みると、早く仕掛けても結果は伴わなかったかもしれません。
レース後の鞍上は馬体の緩さについて言及していましたが、追い切りの時計は勝ち負けできる水準の時計が出ていましたので、1.3秒差の7着は「緩い」だけでは説明が付きません。それ以外にも1つ以上の要因がある筈ですが、それを特定するだけの情報が現時点では得られていません。
「荒れた馬場が合わなかった」、「輸送を考慮して重め残りの仕上がりだった」、「新馬戦で競馬自体を判っていなかった」など、様々な要因を考えることは可能ですが、何れも根拠は得られない状況です。
そう言う意味で、今回のレース結果だけで敗因を決めつけるので早計であり、更なるレースを重ねることで、原因を探るべきと思います。幸い、馬体は立派なので、簡単に使い減りする心配はありません。使って行くことで、調教の良さをレースに生かす方策が見えて来ると思います。