9/11、愛馬トレブランシュが中山5R・新馬(芝1600)に出走します。5月にゲート試験をクリアした後、外厩にて体力作りを行ってきた本仔ですが、酷暑も峠を越したこのタイミングで新馬戦に臨む運びとなりました。
本馬の最大の懸念材料は馬格の小さなことで、陣営も細化をケアして追い切りは馬なりの留めて来ました。只、それでも帰厩から5本の追い切りを消化しており、その全てで先着を許していません。余力のある中でも勝負根性の片鱗は見せていると思います。
強目の追い切りを行わずに本番に向かうことについては、過去の自分の出資馬のサザナミが馬なり調整だけで本番に臨み、結果を出し続けた経験から、必ずしも負荷の掛かる追い切りが必要とは考えていません。トレブランシュも馬格からして「緩い」と評されるようなことは無いと思います。
一方で、ツキの無いのが枠番で、中山・芝1600では最悪とも言える15番枠を引いてしまいました。スタートから2角までの距離が短い上に、開幕週で内埒沿いが荒れていないとなると、内枠の有利は揺るぎません。この条件で勝ちに行く競馬は正直難しいと思います。
そうなると興味深いのは陣営の採る作戦で、考えられるのは「一か八か、無理を承知で先手を取り行く」か、「開き直って後方から競馬をしてし末脚に賭ける」か、「2角を過ぎてから捲って出る」か、の3策でしょうか。
個人的には新馬戦らしい超絶スローペースとなる蓋然性が高いと考えて、「積極的にスタートから仕掛けて、先手を取った後に息を入れる」の作戦が希望ですが、結局はスタート次第で鞍上の判断に全を託すよりないかもしれません。
何れにしても、今回は結果よりも内容を見る競馬と考えています。「馬体重が何キロで出走できるのか?」、「オルフェーヴル産駒らしい勝負根性を見せてくれるか」、この辺りに注目してデビュー戦を見守りたいと思います。