1.ラインオブフェイト
セグチレーシングSにて放牧中です。入厩に向けてトレーニングを続けており、牧場スタッフのコメントによれば「体が締まってきて順調」とのこと。一方、田島師からは馬房の都合により未確定ながら、今週土曜日の検疫で帰厩させる予定が示されました。遅くとも来週には帰厩させたいとのことから、目標レースは10/16のテレビ静岡賞(東京・ダート1400)で間違いないと思います。
2.ドライスタウト
栗東TCに戻って在厩のまま調整を続けています。現在の運動メニューはキャンター中心で終いを流している状況で、坂路やウッドコースにも入っていますが、時計になるところは乗られていません。一方で、週末か週明けには15-15を開始できそうとの情報もあり、漸く本格的な強目を開始できるところまで進んで来ています。牧浦師のコメントに依れば「まだまだこれからではありますが、思ったよりは時間がかからずに状態が上がってきていると思います」とのこと。ドライスタウトに関して牧浦師からポジティブなコメントが出て来たのは本当に久しぶりで、この流れで行けば武蔵野Sへの出走は実現できると思われます。
3.トレブランシュ
新馬戦を2着に好走した後も馬体に問題は無く順調です。このまま続戦の方針が示されていますが、馬房の都合から9/19に森本Sに放牧に出され、9/22には既に帰厩をしています。レース後の休養期間で、放牧先も近距離であることから、特段の影響はないと思います。目標レースは10/8の東京・芝1400が本命ですが、個人的には10/10の東京・芝1600牝馬限定を見てみたい気もします。
4.レーヌドゥール
美浦TC近郊のスピリットファームに移動して本格的な調教が開始されています。北海道で全く強目が乗られて来なかったことから、まだまだ体が出来ていない状況の中で、現在はダート2500Mを18秒ペースで乗った後、坂路を上がるメニューが行われています。牧場スタッフのコメントによれば「調教自体は素直に動くし問題はなさそうです。飼い葉食いや脚元体調面は気になる所はありません。」とのことで、体調的な問題の出ていない点は朗報と思います。
一方で問題はゲート練習で、進めて行くに連れて中で座り込んだり、入りが悪くなるなどの、気の悪さを見せる様になってきたとのこと。オルフェーヴル産駒に加えて、育成初期から気性の問題に言及されて来た本仔だけに、「来るものが来たか」と言う印象ではありますが、何とか拗らせることなく競争馬として自立させて欲しいと願っています。
5.キングスミールの21
まだ馴致中の1歳の若駒ですが、9/20に北海道を離れて栗東TC近郊のチャンピオンヒルズへの移動を完了しています。心配された輸送による熱発はなく馬体の問題もないとのことで、案外と図太い神経をもった仔なのかもしれません。兎にも角にも、この時期からチャンピオンヒルズで鍛えられることは、厳冬期にも坂路調整が続けられると言う点で、他馬に比して大きなアドバンテージとなることは疑いありません。
早期デビューが重要になる近年の競馬を鑑みれば、この様な降雪前の早期移動は今後のトレンドとなる様な気がします。今後の出資馬選定にあたっても、早期移動が現実的な仔馬への出資は有用な判断基準となりそうです。