9/24中京1R:グランデスフィーダは初ダートも直線伸びず3着

9/24、中京1R・未勝利(ダート1800)に愛馬グランデスフィーダが出走しました。芝1800のデビュー戦で7着に沈んだグランデスフィーダですが、早々にダートに切り替えての2走目となりました。

最初に意外に思ったのは馬体重。デビュー戦が重め残りの印象もあったことから、1つ使って絞れるものと思ったのですが、結果は予想外の+2Kg増加。518Kgでの出走になりました。もっとも、パドックで見せた姿は変わらず雄大であって、著しく太いと言う感じには見えませんでした。

レースの方は展望記事で期待した通りの展開になりました。スタートを無難に切ったグランデスフィーダは、軽く追い出されると、内枠も生かして楽に先頭に出ることが出来ました。中京ダート1800は圧倒的に先行馬が有利なことと、初ダートで砂を嫌うリスクを考えれば、これ以上の前半は無かったと思います。

結果的に1人気のシゲルショウグンに終始突っつかれる形になり、息の入れ難い展開は厳しかったですが、外々を回らせることは出来ており、悪いトレードではなかったと思います。実際、やり合ったシゲルショウグンは6着に失速しています。

レースはハナを切ったまま4角を回り、ラスト400Mで追い出しに掛かります。ここで引き離すことが完璧な中京ダートの勝ちパターンであり、実際に「これは勝ったかな?」と思ったのですが、予想外にここからが伸びません。

ラスト200Mまでは粘りましたが、最後は足が上がる感じで後続に差され、結果は3着。馬券内を確保したことは褒めて上げたいところですが、勝馬には1秒も離されており、力不足は否めない内容でもありました。

今回のレースを振り返ると、先ずダート替わりに関しては無難にこなしたと思います。展開的に砂を被っていないことから、油断は出来ませんが、スタートから行き脚が付いてハナを奪えた所をみれば、ダート適性は示せたと思います。

次にラストの失速ですが、原因として3つの可能性が考えらえると思います。1つはシゲルショウグンとやり合う展開から息を入れることが出来なかったこと。最終的にシゲルショウグンは失速していることを考えれば、後続を利するだけの無用なプレッシャーを仕掛けられたと思います。
2つ目は急坂に対応が出来なかった可能性。ラスト400M地点までは下り坂を生かせますが、そこからの登坂で失速した印象です。坂に対応出来ない原因としては以前より指摘される馬体の緩さが問題と言うことになります。
3つ目は距離が長い可能性。今走で一定のスピード能力は示しましたので、200M短縮して1600を試したみたい気がします。

今回のレースで一定のダート適性が確認されたことは確かですが、一方で、「芝に適性が無い」と言う話にはなりません。陣営には「取り敢えずダートに変えれば楽勝」の考えがあった様にも思いますが、その目論見は崩れています。トラック適性の判断は改めて行うべきでしょう。

何れにしても、現時点で本馬の実力は募集価格に相応するレベルには達していません。雄大な馬格に見合うだけの中身を身に着けるべく、鍛え直す必要があると思います。所謂、仕上がりの遅い大型馬と言えますし、何よりも本馬は4/30の遅い生まれです。ここは焦っても仕方ないと言うことでしょう。

先ずは鞍上も指摘する筋肉の緩さを解消すること。その上で、距離適性もトラック適性も、仕切り直して考えて欲しいと思います。

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