GF出資馬の近況 2022/11/16:ダイヤモンドフジ、スマラグドス、ナスノシベリウスの21、ゴールドケープの21、エイシンバンバの21
1.ダイヤモンドフジ
園田・田中一巧厩舎に移籍して、中央復帰を目指しています。地方競馬でのデビュー戦を完勝し、中央復帰まで年内1勝の所まで来ています。但し、次走はクラスがC1組に上がりますので、初戦ほどは楽な競馬はさせて貰えないと思います。
レース後の脚元に問題は出ていないとのことで、田中一巧師からは「今月下旬の開催に向けて厩舎で調整を進めていきます。」のコメントが出ています。11月後半のC1組のレースとなると、候補は11/22、11/29、11/30のC1普通1400か、11/24のC1特別1400が候補となります。
2.スマラグドス
ラジオNIKKEI杯・京都2歳S(G3・阪神・芝2000)への出走に向けて在厩で調整が進められています。11/16、栗CWで松山Jを背に1週前追い切りが実施され、79.9-65.3-51.7-37.5-23.7-11.8(位置8,強め余力)の好時計を記録しています。6Fを80秒切る時計で走破しながら、ラスト2Fを11秒台で上がっているところが素晴らしい上に、これを余力を残して出したところが秀逸です。
西園師からも「併せた相手を前に置いて追いかける形を設定し、5ハロン6ハロンのところでは大分離れた位置となりましたが、本馬は大外を回って脚を伸ばし目標の相手に先着しました。相手も6ハロン80秒4でまとめているだけに評価できる内容だと思います。」の好評価コメントが出ています。来週の本番に向けて順調な仕上がり状況と考えて良さそうです。
3.ナスノシベリウスの21
ノーザンF空港に移動して、本格的な育成プロセスが開始されています。現在は騎乗馴致を終了したところで、10より坂路入りが開始されています。育成牧場への移動が遅れたことで、運動メニューはまだスローですが、これは兄も同じパターンでしたので、特に気にするものではありません。現在の馬体重は471Kgで、デビュー時の馬体重は496Kgと予測されます。
4.ゴールドケープの21
社台ファームにて育成が継続されています。初期馴致を早期に終えたこともあり、既に週3回の坂路入りが行われています。さらに11/4からは一日2本登坂のメニューも開始されており、進捗は至って順調な感触です。何より、「負荷をアップしても疲れを見せていない」ところが頼もしく、馬体の張りと艶も良好とのこと。現在の馬体重は465Kgあり、やはり馬格のあることが先を行く育成に繋がることは間違いなさそうです。
牧場スタッフのコメントに依れば「走りのフォームと正しいハミ受けを覚えさせつつ、推進力を余すことなく前方へ集中出来るよう、意識して調教中です。」とのこと。
5.エイシンバンバの21
武田ステーブルにて育成が継続されています。BTCのダートコースで2400Mを乗りながら、この中間では週2回の坂路入りが開始され20秒ペースで登坂しています。
牧場スタッフからは「走りに前向きさがありつつ操縦性は高く、テンション面は安定しています。」のコメントが出ています。半兄ルヴァンヴェールが去勢された様に、気性的に難しい傾向のある兄姉ですが、本仔については「調教中はムキにならず乗りやすい。」とのこと。
乗り込みながらも馬体は順調に成長を続けており、現在の馬体重は475Kgまで増加しました。デビュー時の予測体重は494Kgです。