YGG出資馬の近況 2023/1/27:ラインオブフェイト、ドライスタウト、トレブランシュ、レーヌドゥール、キングスミールの21、クラリティーアイズの21
1.ラインオブフェイト
2/5の銀蹄S(東京・3勝クラス・ダート1400)への出走を目標に、美浦TCにて調整が進められていましたが、1/25、右前の球節に腫れが発生してしまったとのこと。幸い、跛行には至っていないとのことから、痛みは出ていないものと思われますが、腫れの残る状態で出走に踏み切ることは流石にリスキーに思います。
骨折と言う感じではないが腫れ方が大きく、捻挫が疑われる状況ですが、治まらない様であればレントゲン撮影を行って確認をするとのこと。銀蹄Sの鞍上には戸崎Jが確保されていましたが、腫れの状態を見て最終的な判断をすることになりそうです。
個人的には、脚元がクリアにならない限り銀蹄Sは見送って、2/18の播磨S(阪神・3勝クラス・ダート1400H)にスライドする選択を希望します。
2.ドライスタウト
チャンピオンヒルズにて短期放牧が行われていましたが、フェブラリーSへの出走を目標に、1/26、栗東TCに帰厩しています。牧浦師からは「出走は確定していませんが、予定通り調整をして行きます。」旨のコメントが出されています。
先週以来、賞金上位馬の次走情報が出て来ており、ドライスタウトのフェブラリーS出走の可能性は、当初予測よりは高まっている印象です。今週の根岸Sの結果を以て、最終的なボーダーラインは見えて来る筈なので、ここはドライスタウトの強運を信じたいと思います。
一方で鞍上については、主戦の戸崎Jがレモンポップを選択することで、乗り替わりの発生する蓋然性が高まっています。これについてはラッキーなことに、現状で福永J・川田J・ルメールJの乗り馬が確定しておらず、この中の誰かに依頼できる可能性は十分に期待できそうです。福永Jにはクラウンプライド、川田Jにはバトルクライ、ルメールJにはテイエムサウスダン、と言った候補馬がありますが、特に福永Jはドライスタウトの新馬勝ちの鞍上であると同時に自身2500勝のメモリアル勝利の馬でもあり、ここは福永Jの騎乗を期待したいところです。
3.トレブランシュ
2/4の春菜賞(東京・3歳1勝クラス・芝1400牝)への出走を目標に、美浦TCにて調整が続けられています。1/26、本番でも騎乗する石川Jを背に美南Wで追い切りを実施して、83.1-67.5-53.1-39.1-12.4(位置8、馬なり)を計時しています。ラスト1Fが12秒台に留まりましたが、全体はベストに近い数字が出ています。特に最初の1Fから15.6秒の速めで入っていることから、本番も先行する競馬が想像できます。
稲垣師からはテンションの高さと口向きについてケアするコメントが出されていますが、この辺りは事前に石川Jに体験してもらったことで、勘所を把握して貰えたことに期待したいと思います。コメントを読んだ印象として、陣営はレースのポイントを「1400を走り切るための折り合いにある」と考えている気配で、「先行策をとった上で上手く折り合うこと」を課題にした調教が進められることになりそうです。
4.レーヌドゥール
スピリットファームにて育成が続けられています。腰の故障による長期間の舎飼いを経て、なんとか曳き運動が出来るところまで、回復をしています。この中間では午前と午後にマシン運動を行っており、ここでも歩様に問題は出ていないとのこと。週末からは漸く乗り運動が再開される見込みです。
5.キングスミールの21
チャンピオンヒルズにて育成中です。現在の運動メニューは周回3000Mと坂路1本を乗られており、基礎体力の強化が図られています。牧場スタッフからは、体力的な下地も出来て来たことで、来週から15秒ペースも開始したい旨のコメントがされています。現在の馬体重は470kgで変わりありません。出来ればもう1回り厚みを増して欲しいところです。
6.クラリティーアイズの21
門別・佐々木厩舎にて育成が進められています。現在の運動メニューは坂路を毎日1~2本登っており、週末には16-17辺りまで進める予定とのこと。半姉の状況を見てしまうと、テンションが心配になる本仔ですが、意外と気性面の不安は出ていない模様です。このまま順調に進めば、3月の能力試験を受け、その時の動きを見てデビューの時期を考えたいとのこと。