GF出資馬の近況 2023/3/10：ローズボウル、アレグロモデラート、ヴァロンダンス、ダイヤモンドフジ、スマラグドス、ナスノシベリウスの21、ゴールドケープの21、エイシンバンバの21
１．ローズボウル
3/19の中山・２勝クラス（ダート2400）への出走を目標に、美浦TCで調整を行っています。3/8、美南Wで１週前の追い切りを実施して、70.5-54.1-39.4-12.0（直強め追う）を記録しています。３歳未勝利の僚馬に遅れており、内容的には不安になる追い切りですが、時計的には何時もと大差はありません。何れにしても、今走は2400への大幅な距離延長が鍵ですので、末脚よりも先行して何処まで粘れるかの持久力が問われるレースになると思います。
なお、鞍上は武藤Ｊに手戻りするとのこと。昨年、武藤Ｊは中山ダート2400で１走して逃げ切り勝ちを収めています。今回も同様に積極的な逃げる競馬を期待します。
２．アレグロモデラート
近々にも帰厩して、３月末のレースに使われる想定でしたが、3/7、右前蹄に挫石を負ってしまったとのこと。症状は回復傾向とのことで、重篤な状態は回避できそうですが、１年前のフレグモーネの時を思い出すと、油断は禁物とも思えます。取り敢えず、「次走の目標は白紙」とのことですが、シッカリ直して戻ってきて欲しいと思います。
理想の目標は4/16の野島崎特別（中山・芝2000牝）になると思います。この日の中山は皐月賞の開催日でもあり、弟ハーツコンチェルトと同日に出走できれば、話題性も十分です。
３．ヴァロンダンス
「能力検査で落馬しての放馬から競馬場外まで逃走」と言うなんともやりきれない事案が発生した本馬ですが、現在は放馬時の受傷の縫合処置を実施して経過観察がされています。幸い、レントゲン検査では問題は出ていないとのことですが、腫れや打撲から歩様への影響が出ており、予断を許さない状況が続いています。
４．ダイヤモンドフジ
山岡TCにて放牧が続けられています。現在の運動メニューｊは周回2000～2400と坂路２本を15-15で乗られています。使い詰めで来た本馬ですが、ここにきてシッカリと立て直されたものと思います。来週にも帰厩して次回の園田開催に向かう予定です。
５．スマラグドス
3/18の中山・３歳１勝クラス（芝1600）への出走を目標に栗東TCにて調整が続けられています。3/8、１週前追い切りを栗CWで実施して、82.4-66.5-51.9-37.2-11.6（Ｇ前気合付）を計時しました。古馬１勝クラスの僚馬と併せて、0.1秒先行して0.5秒突き放す好内容でした。状態は大変良い様に思えますし、本場については中山への輸送も経験積みです。あとは相手関係が前走の様な常識外れの強面にならない限り、結果は期待できると思います。
６．ナスノシベリウスの21
ノーザンＦ空港にて育成が続けられています。現在の運動メニューは週３回坂路入りして２本登坂で乗り込まれています。ペースも14-15を問題なく消化できており、牧場スタッフからは「抜群の動きを見せています。」のコメントを頂いています。能力馬の揃うノーザンＦのスタッフから「抜群の動き」と評されるのであれば、相当な能力と考えて差し支え無さそうです。現在の馬体重は491Kgまで増加しており、来月には移動も視野に入っている模様です。これは楽しみになって来ました。
７．ゴールドケープの21
社台Ｆにて育成中です。現在の運動メニューは週２～３回坂路入りして、内２回を2本登坂する内容です。ペースは3Fを51-48なので、強目には移行していない状態であり、現状は体力作りとフォーム固めが主眼となっている模様。なお、前回の更新で言及された後肢のムクミについては、頻度は減少しているとのこと。オーバートレーニングに因るスクミだけは避けて欲しいので、ここは慎重なケアをお願いしたいところです。現在の馬体重は497Kgで、乗り込みながらキープが出来ています。
８．エイシンバンバの21
武田Ｓにて育成中です。BTCの施設を利用しての乗り込みが続けられて来ましたが、２月末に右前を捻挫してしまい、騎乗運動を引かているとのこと。牧場スタッフのコメントによれば「捻挫をした当初は若干腫れも見られましたが、２日間は舎飼いで安静にし３日目からは曳き運動を開始出来ています。現在は腫れも引いて大分症状は治まっていますので、ウォーキングマシン運動で様子を見つつ、来週には騎乗運動を再開出来る見込みです」とのこと。早々に運動を再開できたこともあって、馬体重は500Kgと微増の範囲で収まっています。ここまでのトレーニング分がチャラにならない様に、筋力とスタミナをキープしたいところです。