5/21、京都11R・高瀬川S(3勝クラス・ダート1400)に愛馬ラインオブフェイトが出走しました。
前走で競争中に外傷を負ってしまい、3ヶ月半を空けてのレースは初めてのハンデ戦が選択されました。斤量の53kgは-2kgのハンデを貰った格好で、これならば、前半を無理気味に先行しても粘り込みの狙える状況です。
そこで最大のポイントとなるのがスタート。絶妙のスタートを決めて鞍上が押し出すと3番手の好位を確保出来るかに見えましたが、芝→ダートに切り替わった辺りで何故かブレーキが踏まれ、結局5~6番手に下がってしまいます。ここからは本馬が嫌がる「砂を被った上に揉まれる形」になってしまい、実質的にレースはここで終わってしまいました。
この序盤の減速に関して、鞍上の角田Jからは「芝の切れ目の5、6歩手前くらいで、ちょっと歩様に乱れがあって、そこで無理するならと思って、追う動作を止めちゃったんですよね。」とのコメントがされています。また、「結果的には周りが速くて行けなかったと思うんで、それはそれで正解だったと思うんですけど。」のコメントも出ていますが、1000M通過が59.2ですから決して速いペースであったとは言えません。ここでの歩様の乱れが何だったのかは不明ですが、そこからの失速が本レースの全てでした。
このままレースは見せ場なく終わり、結果は14着。Target-JVの補正は「71」ですから、「幾ら何でも負け過ぎ」と言えるレベルです。
レース終了後の田島師のコメントでは「一旦放牧に出して1200、1400の番組を探して行こうと思います。」とのことでしたが、その後のクラブとの協議により、このタイミングで船橋競馬の新井清重厩舎に移籍することが決定しています。
このまま中央に残っても再度の放牧で3ヶ月はレースに使えませんし、何より、長期休養明けのレースにも関わらず、減量騎手を特別戦に乗せる厩舎のマネージメント力では、とても変り身は期待できません。
その点、船橋は本馬が未勝利戦を勝ち上がったゲンの良い競馬場ですし、リーディングトップの新井厩舎であれば、トップジョッキーの確保も期待できるでしょう。そして何より、節を空けることなくレースに使えることが最大のメリットです。現役終了まであと半年と少しですから、有終の美を船橋の地で飾ってくれることを期待しています。