6/25城崎特別:スマラグドスは変り身なく8着

6/25、阪神8R・城崎特別(1勝クラス・芝1800)に愛馬スマラグドスが出走しました。新馬勝ちを収めた後は、調教の走りが実戦で活きない状況の続いている本馬ですが、今回も立て直しの切っ掛けを得ることは出来ず、結果は8着に沈んでいます。

今走の馬体重は+8kg増加して464Kg。直近2走で続いていた体重減に歯止めが掛かった点は良かったのですが、出来れば470kg台まで戻したいところです。

スタートは無難に決めたスマラグドスでしたが、二の脚が全く付きません。デビューから4戦目までは、先行力のある馬でしたので、この行きっぷりの悪化は全く原因が掴めません。陣営からは「積極的な競馬をして欲しい」旨、鞍上に伝えていたとのこですが、馬自身が全く進んで行かなかった模様です。

追い切りではテンから終いまでしっかり動けているにも関わらず、本番でそれが出来ないことが問題なワケですが、原因は馬群を嫌がって走るのを止めてしまうことにある様な気がします。

結局、本走では先頭から15馬身近く遅れた最後尾をポツンして、3角~4角を最短距離で回り、直線では追い上げる形を作りましたが、馬群に入ると再び失速した状況となり、最終着順は8着となりました。

前半で脚を溜めたことで、ラスト3Fは過去最速の34.6で上がっているのですが、見た目は伸びを欠いた印象であり、序盤を考えればもっと速い上がりを使って欲しかったところです。

レースを重ねる毎に内容が悪くなっている印象もあり、その原因が精神的なものであるとすると、立ち直りのきっかけをどの様にして掴めば良いのか悩ましいところです。個人的な印象では馬混みに入るとスピードが落ちている様に思うので、ラストは外に出して欲しいところでした。

また、囲まれる前に逃げてしまう作戦を狙うなら、距離を伸ばして序盤の遅いコースを選ぶことも選択肢になると思いますし、レースレベルを下げる意味では、ローカルの自己条件を選択した方が良いと思います。さらに、馬具に頼るのであれば、先ずはブリンカーを試して見たいところです。

何れにしても、どの様な処方箋で立て直しを図るのかは陣営の経験に頼るよりありません。幸いにして本馬は早々に勝ち上がりを決めていますので、試行錯誤して打開策を探る時間は十分にあります。何事も決めつけることなく、試して貰えれば良いと思います。

レース後の西園師からは、「もっと動けるはずの馬ですので、条件を変えダートを試してみたいと思います。この後のことは厩舎に戻ってからの状態を見て検討します」のコメントが出されています。

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