GF出資馬の近況 2023/7/19:ルヴァンヴェール、アレグロモデラート、スマラグドス、ジュエルアズギフト、ソウルアンドジャズ
1.ルヴァンヴェール
前走後も脚元に問題はなく、引き続き次開催も出走する方針が示されています。但し、次開催のダート1400MはB1/B2混合となるため、相手関係しだいではB2のダート1200を選択する可能性もあるとのこと。個人的には先行する競馬のし易い方を選んで欲しいと思いますが、何れにしても2回/月の出走をコンスタントにこなしてくれる本馬には、本当に頭が下がります。
ちなみに、2回/月の出走が確保出来れば維持費の大半はカバーできますので、そこから1つでも入着が出来ればプラス収支が見込めることになります。
2.アレグロモデラート
7/15のかもめ島特別に出走して5着でした。今回もゲートで駐立が定まらず、スタートで出遅れて最後方からの競馬になりましたが、4角手前からロングスパートを掛けて、最後は掲示板を確保してくれました。スタートさえ以前の状態に戻せれば、ここでも勝ち負けが望めるはずなので、何とか変わり身の欲しい所です。
何れにしても、現級で戦える能力は示しましたし、2勝クラスでコンスタントに掲示板が確保出来れば、収支の安定化に貢献してくれることになります。
3.スマラグドス
7/15、中京・1勝クラス(ダート1800)に出走して5着に入着しました。ゲート入りの順番が早かったこともあり、我慢できずゲートを潜り掛ける状態になりましたが、何とか鞍上が堪えてくれました。
初のダート戦としては適性を示したと思いますが、相変わらず他馬を怖がってしまう気配があって、囲まれるとポジションを下げてしまいます。一方で、今回は途中でレースを止めることなく、逆にラストで末脚を見せてくれたことから、中盤を上手に載ることが出来れば、勝ち負けまで見込める感触が得れました。
次走も引き続きダート戦を選択し、8/5の新潟・1勝クラス(ダート1800)に田口Jの継続騎乗で臨む方針が示されています。
4.ジュエルアズギフト
未勝利戦もあと僅かな状況となり、7/14、栗東TCに帰厩しています。目標レースを新潟2週目の芝1200において進めるとのこと。一方で、7/19の追い切りは栗CWで行われましたが、時計は90.1-72.8-57.1-41.3-26.0-13.2と芳しくありません。特にラストの13.2が問題で、「長目から追い切ったところ、行きっぷりが良くなくラストは脚が上がってしまいました。」とのこと。
牧浦師からは「暑さに弱い面があるのか動きもあまり良く無く、一息で走れる坂路とは違い、途中で苦しくなってしまった感じです。」のコメントがされていますが、長目から追って時計の出ない状況は以前からの問題であり、暑さは2次的要因である様に思います。詳細は不明なままですが、スピードを維持できない体質的な欠陥を抱えている可能性が高く、勝ち上がりは相当厳しい印象です。
5.ソウルアンドジャズ
7/23の中京・新馬戦(芝2000)にて、松山Jを鞍上にデビュー戦を迎える予定です。7/19、最終追切を美南Wで実施して、単走で70.9-55.3-39.7-25.3-12.1を計時しています。馬場の大外を回しつつ終い重点のラップ構成なので、全体時計は普通ですが、最終追い切りとしては十分な内容かと思います。武井師のコメントに依れば「ほぼ単走に近い状態でも折り合いはしっかりと付き、集中して走れていました。馬場状態が悪く後続馬は走りにくそうでしたが、本馬は苦にすることもなく大きなストライドで直線も加速していました。」とのこと。
また、兄姉共通で不安を抱えるゲートに関してはレース当日に現地でスクーリングを行うとのこと。確か、兄ハーツコンチェルトもダービーの際に当日スクーリングを行って成功した記憶があり、その経験が踏襲される模様です。また、競馬系メディアに依れば、「直近のゲート練習で大幅に出が速くなった」との情報もあり、これが確かならば最大の不安材料が解消したことになります。