GF出資馬の近況 2023/8/3：ルヴァンヴェール、ダイヤモンドフジ、スマラグドス、ジュエルアズギフト、サミアド
１．ルヴァンヴェール
8/4、大井・B2四（ダート1400）に出走しましたが見所なく９着に敗れています。レース後の宗形師のコメントによれば「スタートは良かったものの、他馬の二の脚が速く先に入られてしまいました。そこからは前走同様に中団からレースを運びましたが、直線はジリジリとしか伸びませんでした。」とのこと。前走で、「揉まれるとダメで、自由に走らせると末脚も使える」ことが示された所に、またも馬群に入れる競馬をしてしまうところは、如何にも工夫の無さを感じてしまうところです。
数を使っている内には外枠を引けることもある筈ですから、それを待つのも１つの作戦かもしれません。その上で、内枠を引いてしまった場合は、開き直って後方から末脚を使う競馬を仕掛けた方が成績は安定する気がします。
２．ダイヤモンドフジ
中央競馬復帰戦を8/12の小倉・１勝クラス（芝1200）に定め、栗東TCにて調整が行われています。8/2、栗東坂で１週前追い切りを実施して、53.0-38.5-25.2-12.6（末強めに追う）を計時しました。3F53.0は本馬のベストタイムですので、状態は良い感じに仕上がっていると思います。宮本師のコメントに依れば「小倉までの輸送もありますので、１週前にしっかりとした時計を出し、来週はサッと追ってレースに向かいたいと思っています。」とのこと。
３．スマラグドス
栗東TCに在厩のまま調整し、8/5の新潟・１勝クラス（ダート1800）に出走が確定しています。8/2、栗東坂で最終追切を実施して、54.0-38.8-24.7-12.3（叩き一杯）を計時しています。西園師のコメントによれば「輸送も考慮して無理せず終い重点と言った内容ですが、しっかりと反応があり良い動きが出来ていました。終いの脚はある馬ですし、砂を被らずスムーズに運べればと思います」とのこと。
鞍上を含めて５着に入った前走と同条件であり、ダート競馬への慣れも含めて、前進を期待したいところですが、囲まれるとポジションを下げてしまう問題を抱えていることから、先ずは外枠を引けることを祈りたいと思います。
４．ジュエルアズギフト
栗東TCにて調整を続けており、8/5の新潟・未勝利（芝1200）への出走が確定しています。今回がまだデビュー２戦目の競馬ですが、追い切りの時計は芳しくなく、今回も厳しい結果を覚悟しなければならない状況です。
追い切りを見る限り、13秒台のラップを刻むと苦しくなってしまう状況であり、心肺機能に何らかの問題があるとしか思えません。展開としては、前半をスローペースで流して、ラスト2Fを全力で走るよりないと思いますが、正直、結果を期待するのは酷でしょう。今走がラストランになることも覚悟する必要がありそうです。
５．サミアド
7/27、美浦TCに入厩し、ゲート試験合格に向けて調整が開始されています。竹内師のコメントに依れば「枠入りや発馬も練習を重ねる毎に上達し、近々ゲート試験に臨む予定です。馬体重も５１５㌔前後をキープしていますので、合格後は状態次第でそのままデビューまで向かうことも考えています。」とのこと。
公開された７月下旬撮影の写真をみても、胸前とトモにしっかりとした筋肉が付いてきており、このまま競馬に進んでも恥ずかしい内容にはならない様に思います。外厩在籍時は「兄姉と比較しても大人しくて扱いやすい」との情報もあり、気性面の不安が無いことも大きいです。