YGG出資馬の近況 2023/9/23:ラインオブフェイト、ドライスタウト、トレブランシュ、レーヌドゥール、リリーズブルーム、リナリア、クリスタライズ
1.ラインオブフェイト
9/21、浦和11R・長月特別(A2・ダート1500)に出走。前走快勝したレースと同条件で、ここでも好走が期待されましたが、結果は9着に敗れています。スタートを出負けする形になり、そこから馬群に囲まれたところで、本馬には最悪の展開。メンコの色が判別できなくなる程の泥を被ってしまい、走る気を失った様に見えました。
一方で、レース後に鼻出血が認められており、これが敗因である可能性も高そうです。本馬は過去20戦して鼻出血を発症した記録の無いことから、外傷性であることを祈ってるのですが、もし肺出血が認められるのであれば、馬齢を考慮してここで引退となる可能性も否定は出来ません。
2.ドライスタウト
9/20、浦和11R・テレ玉杯・オーバルスプリントに出走し2年振りの重賞勝利を飾ってくれました。レース直前のゲリラ豪雨により不良馬場と化した浦和競馬場でしたが、好スタートから泥を被らない外側3番手の好位を確保すると、対抗のスマイルウィを終始マークして、最後の直線でキッチリ差し切ってくれました。正直、適性と斤量から圧勝まであると思っていたので、0.1秒差は案外にも思えますが、内容的には鞭3発を入れる毎にグングンと伸びており、内容的には能力差は明らかでした。また、左下の蹄鉄を落としていたことも判明しており、それで勝ち切ったことは、明らかな実力差を示すものでした。
レース後の脚元は、左前の球節が少しモヤっとしているものの、疲労によるものと考えられるとので、大きな異常は認められないとのこと。次走は南部杯(Jpn1)か武蔵野S(G3)を目標にして進めるとのこと。賞金的にも南部杯の出走が確定的な金額を稼げたことが、本馬の今後のローテーションを楽にした意味で、大きいと思います。
3.トレブランシュ
森本Sにて調整を続けています。この中間から乗り運動を再開しており、蹄の状態は落ち着いているとのこと。現在の馬体重は448kgで、このまま440kg台をキープして競馬に臨めると理想なのですが、今回の頓挫で休んだ影響を考えると、そうもいかないかもしれません。
4.レーヌドゥール
三重県・名張ホースランドパーク内きおりSにて放牧中です。笠松・笹野厩舎への移籍を前に、馬体の回復が図られています。中央での最後の出走後は馬体が完全にガレてしまいましたが、既に体重は30Kgも増加した465Kgまで回復しているとのことで、これならば遠からず入厩が実現するかもしれません。来週から乗り出して体調を整えるとのこと。
5.リリーズブルーム
チャンピオンヒルズにて放牧中です。現在の馬体重は466Kgまで回復していますが、デビュー戦まえの放牧時は470Kg台の馬体重でしたので、もう少し余裕があっても良いのかもしれません。この中間では周回コース3週と坂路1本15-16で乗られており、次走は新潟か福島を想定しているとのこと。
デビュー戦が新潟への長距離輸送時に馬運車で負傷した経緯のあることから、今は結果に拘らず関西圏で慣らせてあげたい気もします。
6.リナリア
ゲート試験に合格した後、岩城Sにて体力作りの調整が行われています。この中間では2Fを14-15で乗られており、ここから距離を延ばして行くとのこと。牧場スタッフのコメントに依れば「伊坂調教師からは動きが良ければ短期で戻すと聞いていますが、この感じなら時間はかからずに送り出せるんじゃないかと思います。」とのこと。
7.クリスタライズ
笠松・後藤祐耶厩舎にて調整中です。この中間も順調に併せ馬を消化しており、週明け月曜日に追い切りを実施するとのこと。大目標はネクストスター笠松ですが、先ずは9/29のローズ特別(ダート1400)にて笠松競馬デビューを図る予定です。相手は全て笠松デビュー馬ですので、門別馬の格の違いを見せつけて欲しいところです。