GF出資馬の近況 2023/9/27:ローズボウル、サミアド
1.ローズボウル
10/9の昇仙峡特別(東京・ダート2100・ハンデ)への出走を目標に、在厩のまま調整を続けています。9/27、美南で追い切りを実施して、88.4-70.4-54.1-38.8-25.0-12.3を計時しています。相変わらず調教の時計は冴えませんが、最早これが平常運転ですので、特段の心配には及ばないでしょう。林師からは「前回は当日の暑さが影響したと思いますので、次は本来の走りをしてくれると思います。」のコメントが出されています。
2.サミアド
10/8の東京・未勝利戦(ダート1400)への出走を目標に在厩のまま調整を続けています。9/27、美南Wで1週前追い切りを実施して、83.4 67.0 37.3 23.7 11.6(位置7,強めに追う)を計時しています。僚馬ギョウネン(古馬・2勝C)の内から併せて、1.5秒追走して0.2秒先着しています。普通に見ても悪くない時計ですし、位置7なので割り引く所もありません。その上で2勝Cの馬に先着を果たしており、内容的には新馬戦を13着に敗れた馬のものとは思えません。
常識的に考えて、本馬は新馬戦を2桁着順に敗れたワケですから、「3ヶ月程度の放牧に出して鍛え直し」の判断が下されても全く不思議はありません。しかし、本馬については続戦が選択され、鞍上も菅原Jの継続騎乗が早々に確定しています。これらを鑑みると、陣営として前走は完全にノーカンと評価されており、本馬の能力を疑っていないことが伺われます。
正直、新馬戦の内容には全く評価出来るところを見出せませんでしたので、陣営が「本馬の実力は違う所にある」と考えて居られるのであれば、それを頼もしく信じたいと思います。問題は、前走の敗因を把握することであり、そこに対処することが出来たならば、一変を導くことになると思います。