DMM出資馬の近況 2023/10/25:グランベルナデット、ミスティックロア、シンハナーダ、スマイルコレクター、ファイナルドリーム2022、ウァラネージュ2022
1.グランベルナデット
山元TCにて放牧中です。既に馬体重は520kgまで回復しており、乗り運動も再開されています。一方で、前脚に対して右トモが流れている状況が見られることから、体の捻じれを修正して、力が無駄なく走りに繋がる様にする必要があるとのこと。また、疲労からトモの肉が落ちており、年末に1走するためには、疲れを取り切ることが必要です。牧場スタッフのコメントに依れば「軽く乗っていきながら少しずつ馬を直していき、筋肉も付けていけたらと思っています。」とのこと。
2.ミスティックロア
チャンピオンヒルズにて放牧を続けています。蹄の異常に対して慎重に対処をしてきましたが、思った程は深刻な状況にならず、この中間から乗り運動が再開されています。周回コースと坂路の組み合わせで、力強い走りを見せているとのこと。
矢作師からは年内に競馬に使う方針が示されているとのことで、11月中旬には帰厩する日程感になりそうです。好走実績のある阪神1800ダートへの出走が有力ですが、12/3は中京でG1開催のあることから、12/9が有力と予想します。
3.シンハナーダ
ノーザンF天栄にて放牧を続けています。右前に続いて左前にも骨瘤が生じてしまい、乗り運動を中止する状況が続いています。この中間はWMのスピードを落として動かしてるレベルですが、それですら覇気が全く無いとのこと。痛みが完全に取れるまでは運動の再開は難しく、新馬戦への出走は難しい状況になりました。
4.スマイルコレクター
10/28の東京・芝1400牝でのデビューに向けて、美浦TCで調整を続けています。10/25、美南Wで最終追切を実施して、81.7 65.3 51.3 37.6 11.9 (位置4, 馬なり)を計時しています。馬場の内目を通過したことから割引は必要ですが、十分に好時計が出ていると思います。
手綱を取る戸崎Jからも「能力を感じた」旨のコメントが出されており、あとは口向きの悪さがレースで出ることさえ無ければ、一定の結果を期待することが出来そうです。
5.ファイナルドリーム2022
ファンタストクラブ・木村牧場にて育成中です。この中間はハッキング1800Mと坂路でキャンターを週2本のメニューで乗られており、順調に調教が進んでいます。場長からは「走っている間にハミを受ける位置が良く、自分で体を作れるタイプに見えます。」の好印象なコメントが出されています。最大の不安要素でった気性面についても、想像外に優等生で育成に取り組めており、このまま進んで欲しい所です。現在の馬体重は458kgまで回復しており、460kg台でデビューを迎えることが出来そうです。
6.ウァラネージュ2022
ファンタストクラブ・木村牧場にて育成中で、この中間はハッキング1800Mと坂路でキャンターを週2本のメニューで乗られています。予想外に落ち着いていて手が掛からないとのこと。場長のコメントからは「調教を進めていく中で前進気勢が強くなってきましたが、現時点では全く問題ないです。」のコメントが出されています。一方、現在の馬体重は420kgに留まっており、2月生まれであることを考慮すると、デビュー時の馬体重も420kgを割り込んでしまうかもしれません。今の内に、もう少し厚みを増しておきたいところです。