GF出資馬の近況 2023/10/26：アレグロモデラート、ダイヤモンドフジ、スマラグドス、ソウルアンドジャズ、サミアド、ナスノシベリウスの22、レディオブフィフティの22、レーヌジャルダンの22
１．アレグロモデラート
11/11の修学院Ｓ（京都・芝2000ハンデ）への出走を目標に、10/24、美浦TCに帰厩しています。10/26、早々に美南Wで時計を出して、82.5-67.7-53.1-38.1-11.6（馬なり）を記録しました。現状確認レベルでしたが、そこそこの時計は出ており、状態は至って良さそうです。武井師のコメントに依れば「道中の息遣いや息の入りも悪くありません。テンションも落ち着いていて、良い雰囲気で帰ってきた印象です。」とのこと。なお、次走の鞍上は乗り替わりで団野Ｊに依頼されています。
２．ダイヤモンドフジ
11/4の福島・芝1200への出走を目標に栗東TCに帰厩していましたが、10/25、左前の蹄踵に炎症が発見されました。追い切り時計が伸びなかったのはこれが原因だった模様です。炎症の直接原因は不明で、挫跖や蟻洞の症状は出ていません。蹄が薄いことから負担が掛かった可能性が疑われています。
何れにしても、このまま競馬に向かうことは出来ませんので、再度放牧に出して休養を取ることになりました。
３．スマラグドス
11/11の京都・１勝クラス（ダート1800）への出走を目標に栗東TCに帰厩しています。10/26、栗CWで１本目の追い切りを実施して、96.7-65.6-51.1-36.6-11.7（稍一杯追う）を計時しています。相変わらず、ウッドコースでは超絶好時計を出しており、これが結果に繋がらないところが歯痒い限りです。
西園師のコメントに依れば「併せ馬にすると速い時計が出過ぎるくらいなので単走としましたが、放牧から戻って１本目でしっかり動いてくれました。テンションが上がりやすい面もありますのでレースまでは坂路でサッと乗って仕上げていくつもりです。」とのこと。なお、鞍上に関しては発表されていません。
４．ソウルアンドジャズ
10/22の東京・芝2000に出走を予定していましたが、前日の追い切りで挫石を発症して歩様が乱れてしまい、止む無く回避が決まりました。状態は徐々に良くなりつつあり、常歩では問題の無いところまで回復しているとのこと。何れにしても完全回復までは時間を要することから、10/25、ノーザンＦ天栄に再度の放牧に出ています。
姉アレグロモデラートではフレグモーネで半年を棒に振った経緯がありますので、外厩でシッカリと治療して貰った方が安心感があります。
５．サミアド
10/21の東京・未勝利（ダート1400）に出生し、圧勝で勝ち上がりを決めた本馬でしたが、レース後のチェックで左球節部の第一趾骨にひびが見つかってしまいました。10/25、再度のレントゲン検査を実施した結果、骨折の状況に変化は無く、獣医師からは『復帰までは概ね６～７ヶ月。保存治療になります』の診断が下されています。
今後の期待感が高まったところで残念なのですが、競争能力が失われなかったことを今は喜びたいと思います。全治７カ月＋立て直し２ヶ月としても、来年の夏競馬には復帰が出来る計算です。そう言う意味では、既に勝ち上がっていたことが本当にプラスになりました。
６．ナスノシベリウスの22
エクワインレーシングで育成中です。初期馴致を終えて坂路入りが開始されていましたが、10/9、調教中に右前の歩様が乱れてしまい、現在は乗り運動を控えています。獣医師からは「右前球節部の前側に疲労が見られるので、暫くは騎乗調教を休止し、軽い運動のみで経過観察するように。」の指示が出されています。
このタイミングで休養を入れることになりましたが、ここは前向きに、成長を促す期間と考えれば、今後に繋がると思います。
７．レディオブフィフティの22
日高社台Ｆにて初期馴致が行われていましたが、10/23、社台Ｆに移動して本格的な騎乗馴致が開始されることになりました。騎乗馴致の開始が遅れた分だけ、馬体の成長が続いており、日高社台Ｆ在籍時は562kgまで体重が増加しています。流石にこれは立派過ぎますので、ここからの騎乗馴致で絞れてくれることを期待しています。
８．レーヌジャルダンの22
他馬に先行して社台Ｆにて育成が開始されており、イヤリング厩舎から調教厩舎へ移動しています。現在は角馬場での運動を中心に、口向きや扶助を教え込んでいるとのこと。牧場スタッフのコメントに依れば「気性的にも素直で扱いやすいので、ノーミスで馴致段階はクリアと言って問題無いでしょう。」とのこと。
10/12からは周回コースに出て運動を開始しており、近日中に坂路入りも開始される予定です。10/19時点の馬体重は490kgで、ベストな馬格に成長してくれそうです。