YGG出資馬の近況 2023/10/26:トレブランシュ、レーヌドゥール、クリスタライズ
1.トレブランシュ
森本Sにて放牧を続けています。この中間から坂路入りが開始されており、18秒ペースの軽めで乗られています。問題の走るとトモをぶつけてしまう状況は変わっていない模様ですが、取り敢えず今の所は歩様にも問題は無く、進めることが出来ています。
2.レーヌドゥール
きおりSにて馬体回復のための放牧が続けられています。現在の運動メニューは週2回の坂路入りを行い、17-18ペースで乗られています。来週には15秒の強めを開始するとのこと。また、ここまでの調教では馬体重が維持出来ており現在は490kg。この感じで入厩まで行ければ、相応の結果は出せると思います。
3.クリスタライズ
10/26、笠松9R・星月夜特別(2歳1)に出走し、デビュー戦以来の勝利を飾ることが出来ました。今回は控える競馬を試すとの噂もありましたが、好スタートを切ったことから、無理に抑えずに馬のペースで走らせたところ、そのまま押し切って最後は流す余裕の4馬身差の圧勝でした。
後藤師のコメントに依れば「今日のような形で気持ちよく行かせたら違いましたね。、前に馬を置くと(ハミを)噛んで終わってしまいそうな感じもありますし、今日みたいにすんなり行ければ良いんですけど。」とのこと。
陣営のコメントからも本走の勝因は抑えずに自分のペースで走らせたことにありますが、問題は自分のペースで走った時に1400Mもつか否かです。そう言う意味で今走は、「1400Mにギリギリ持つペースで運良く走るっことが出来た」と言うことになりそうです。言い換えれば、ペースを上げる馬が出て来た時に今のままでは対応が難しい可能性があります。
ここで、笠松で3走した時計を分析してみます。走破時計を前半4Fと後半3Fに分解すると次の様になります。
全体 | 前4F | 後3F | ||
9月29日 | ローズ特別 | 1:31.4 | 50.2 | 41.2 |
10月12日 | ネクストスター笠松 | 1:32.8 | 50.7 | 42.1 |
10月26日 | 星月夜特別 | 1:30.3 | 50.4 | 39.9 |
ここから、「ネクストスター笠松は前半のスローペースに対して番手に抑え込んだ結果、イヤ気が出て後半が失速」。「ローズ特別はやや速いペースに追走して最後が甘くなった」と解釈が出来るかもしれません。今回のレース内容から、「ペースが遅ければ我慢させずに行かせてしまえば良い」ことになりますが、ペースが速い時に我慢させることが出来るのか、その辺りが今後の課題になりそうです。
..とは言え、好時計で1400戦を制したことは事実であり、笠松の2歳馬の中ではワラシベチョウジャに次ぐポジションにいることに間違いはないでしょう。このまま進めば、年末のライデンリーダー記念(SP1・笠松1400)でワラシベチョウジャと再戦できる可能性がありますので、課題を克服して、一矢報いてくれることを期待しています。