11/11、京都9R・修学院S(3勝クラス・芝2000)に愛馬アレグロモデラートが出走しました。前走で2勝クラスを勝ち上がり、2ヶ月の休養を挟んでの昇級戦になります。
気性面に課題を抱えるアレグロモデラートですが、この日もテンションは高目で、鞍上の幸Jが何度もお尻を撫でて宥めている姿が印象的でした。もっとも、1年前は馬場入りするや暴走していたことを考えれば、本馬なりに気性面で成長しているのかもしれません。
課題のスタートを綺麗に決めると、外枠だったこともあり、無理に押し出さずに2列目に収まって1角をロスなく回ります。ここまでの幸Jの騎乗は特に文句無しだったと思います。その後、隊列は縦長になり7番手で折り合ってレースを進める形になりました。
バックストレートの坂を上がりきった所から進出を開始し、3角~4角を5番手から4番手に押し上げて回ります。4角を回ったところでも手応えは抜群に見え、幸Jもレース後に「一瞬勝てるかと思いました。」とコメントされています。
惜しかったのか4角出口で勝ち馬ミッキーゴージャスにボックスされたことで、外に出すことが叶わず、進路を内に切り替えます。ここで感心したのは前の壁を割って出て来たことで、この様な走りはこれまでのアレグロモデラートには見られなかったと思います。
只、良かったのはここまででラスト1Fで脚色が鈍ってしまい、差し馬2頭に交わされて掲示板を確保することが出来ませんでした。最後が甘くなってしまった原因としては、序盤のペースが速く、前崩れに展開になったことと、道中で力んでしまい無駄に力を使ってしまったことにある様です。
レース後の武井師のコメントに依れば「昇級初戦としては良い内容の競馬でした。ただ、今回は調教から前進気勢が強く、レースも道中で力んで走っていました。この点は、調教から改善していきたいと思います。」とのこと。一方で幸Jからは「道中で力んだ分、直線の伸び脚に影響しましたが、この3勝クラスでも勝ち負けする能力はあると感じました。」のコメントがされており、昇級戦で戦える所を示せたことは大きな収穫だと思います。
今後の予定については示されていませんが、続戦するならば中2週空けた元町S(阪神・芝1800ハンデ)が有力候補になりそうです。若しくは、1つ使って無用に絞る必要が無ければ、中3週の常総S(中山・芝1800)も選択肢になるかもしれません。