YGG出資馬の近況 2023/12/29：ラインオブフェイト、ドライスタウト、トレブランシュ、レーヌドゥール、リリーズブルーム、リナリア、クリスタライズ、アイルアウェイの2022
１．ラインオブフェイト
船橋・新井清重厩舎に帰厩して調整中。12/29、鼻出血後の能力検査を受検して、タイム51.3で無事に合格をしています。もっとも、久々が影響したのかゲートで待たされたことが原因か不明ですが、ゲートの中でガタガタしていたとのことで、スタートも大きく出遅れてしまいました。それでも、全体時計が51.3の好時計で収まっていることは、中間の時計が出遅れをカバーする程度に速かったことを示しています。
新井師のコメントに依れば「今日はゲートも煩かったみたいなので、レースの時は尾っぽを持って行きたいと思います。もう少し乗り込みが必要かなと思いますので、徐々に進めて行きます。」とのこと。
２．ドライスタウト
チャンビオンズにて放牧を続けています。この中間も緩めずに週２回15秒ペースで坂路を登坂しています。年明けには入厩を予定していることから、年末もこのまま緩めずに進めるとのこと。
一方でチャンピオンヒルズのスタッフからは体が硬めであることと、馬体が絞れていないことに言及があり、「フェブラリーＳに直行するよりも、根岸Ｓで叩いた方が良いと思う」の旨のコメントが出されています。
３．トレブランシュ
森本Ｓにて調整が続けられています。当初の予定では12月に復帰の予定を６ヶ月の見舞金に目が眩んで、予定を１回東京に延期した経緯がありましたが、今度は東京で芝1400の番組が君割れていないことから、３月の中京まで延期をする流れになっています。正直、競争馬の本分はレースを走ることであって、見舞金を貰うことではありません。１回東京に３歳芝1400の番組が組まれていないことは昨年から変わっておらず、それを理由にするのでは厩舎のマネージメント能力の低さを自ら示すも同じです。
さらに、森本Ｓの担当者からもバランスを崩している旨のコメントがあり、大きな頓挫が無いにも関わらず、数カ月もの時間を掛けて競争馬を仕上げられない環境は如何なものかと思います。
４．レーヌドゥール
12/27、笠松2R・C22組（ダート1400）に出走して２着でした。地方転籍初戦となった前走よりは遥かにまともな競馬が出来ていたのですが、本馬の中央自体の追い切り時計からみれば、笠松のC22組レベルは余裕で突破して普通です。もっとも時計自体はB組でも勝てる速いタイムであり、今回は「相手もこの組にいる馬では無かった」と割り切った方が良いかもしれません。
まぁ、年内２勝の復帰条件は既に崩れていたワケですし、ここからは「冬の間に３勝を上げて中央に戻って貰えれば良い」と、ゆったりと構えたいと思います。むしろ、この期間に馬体重をさらに増やして競馬が出来るように、メンタル面を強化してほしいと思います。
５．リリーズブルーム
12/16の阪神・未勝利（ダート1400牝）に出走して３着でしたが、内容的には仕掛けの遅れたことが敗因と言う状況でした。本馬については鞍上強化を要望したい状況でしたが、次走は短期免許で初来日の決まっているルメートルＪに依頼することが発表されています。
当日が日本競馬でのデビュー日の言うことで、トラック状態の理解や、時差ボケの解消など、不安点も残る状況ですが、それでも鞍上の大幅強化であることに疑問の余地はありません。相手関係にも拠りますが、中盤までを喧嘩せずに乗って、ラストの末脚を伸ばす競馬をして貰えれば、普通に結果は付いてくる気がします。
６．リナリア
岩城Ｓにて放牧中です。年明けに帰厩が予定されていることから、この中間も緩めずに15-14ペースで乗り込まれています。12/28の中山の出走状況を確認すると、芝1600でも特に節を空けずに出走可能であることから、次走では芝の1400-1600辺りを試して欲しいと思っています。
７．クリスタライズ
12/30・笠松10R：ライデンリーダー記念（G・ダート1400）への出走を目標に在厩で調整を続けています。事前の情報では「極力乗った事のあるジョッキーでとは思っています。」のコメントがあったのですが、最終的に岡部Ｊ・加藤Ｊの手配は付かず、金沢の青柳Ｊに騎乗依頼がされています。正直、乗り難しいタイプの馬だと思いますので、出来るだけ事前インプットを密にして競馬に臨んで欲しいと思います。
８．ウェルアウェイ2022
北海道・森本Ｓにて育成が続けられています。この中間は坂路16秒ペースが開始されており、無理なく時計を詰めることが出来たとのこと。馬の状態は大変良く、緩さが素軽さに展化されている感触とのこと。