1/20小倉1R:リリーズブルームはワンパンチ足りない3着

1/20、小倉1R・未勝利(ダート1700牝)に愛馬リリーズブルームが出走しました。前走の4着から中1週で続戦した本馬でしたが、ワンパンチ足りない状況に変わりは見られず、今回も3着と勝ち切ることが出来ませんでした。

戦前に考察したこのレースのポイントは2つ。「1つ目は長距離輸送への対応。2つ目は300Mの距離延長へに対応。」の2つでした。

まず長距離輸送への対応についてですが、これは懸念したリスクが顕在化してしまいました。本走の馬体重は-16kg減らして448kg。パドックを周回する姿は必ずしも細化して見えず、テンションも我慢出来ている気配でしたが、-16kgの減少は常識的にプラス材料にはなり得ません。今後も長距離輸送を行うのであれば、輸送減りを考慮した仕上げを行うことが必須でしょう。

一方で、2つ目の距離延長に関しては無難に消化できた印象です。結果的にこのレースは4~5番手からレースを進めることになり、期待したレベルの先行策を採ることが出来ませんでしたが、それでも距離の伸びた分だけ序盤のペースが鈍り、競馬はし易くなった様に見えました。

このレースの勝負のアヤは、この先手を取り切れなかったことにありました。リリーズブルームは比較的好スタートを決めると、鞍上が押し出して先行ポジションを取りに行きましたが、二の脚の速い1番と13番の2頭に左右から挟まれてしまい、ブレーキを踏むような形でポジションを下げる格好になりました。

ここをもう少し強引に割って行く手もあった様に見えたのですが、減量騎手の甘い面が出てしまったかもしれません。また、「この先手を取り切れないところが、リリーズブルームのワンパンチ足りない部分」とも言えそうです。何れにしても、ここで先行出来なかったことで、ブリックスモルタル産駒の苦手とする揉まれる展開になってしまいったことを考えると、大きな勝負の分かれ目になったと思います。

結局レースは内埒沿いを4番手のまま進み、3角~4角で3番手に上がりましたが、それ以上前を捉えることは出来ませんでした。勝馬との差は0.9秒も離されてしまい、確かに勝ち馬は強かったと思いますが、軽い馬場状況の中を先行して終始自分のペースで走れた利も大きかったと思います。正直リリーズブルームも、もう少し上手く乗って貰えたら、ここまでの差は着けられなかったと思います。

今後の予定について牧浦師からは「このまま使っても成績が下がりそうなので、権利はありますがこのあとは一回休ませて立て直したいと思います。」とのコメントが出されています。具体的なレースへの言及はありませんが、今回のレースを見る限り「あと100Mの延長は可能」と考えて、3/10の中京・ダート1800牝馬限定を狙って欲しいと思います。

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