1/21、中山10R・アレクサンドライトS(3勝クラス・ダート1800)に愛馬ローズボウルが出走しました。3勝クラスへの昇級戦を3着に好走し、中1週の続戦で臨んだ本レースでしたが、前日からの降雨で脚抜けの良くなった砂に対応が出来ず、13着に惨敗してしまいました。
まず、中1週でレースに臨んだことに関しては全く問題は無かったと思います。レース前のインタビューで林師が「好調を維持」とコメントされていた通り、パドックを周回する姿は一目見で良い状態に見えました。
馬場入りしても特に荒ぶる様な気配も見せず、鞍上が長い時間を掛けて誘導馬の脇を歩かせたのち、スムーズに返し馬に入って行きました。
この日の湿った馬場により時計の速いことは判っていた中で、鞍上がどの様な作戦を採るのか注目していましたが、結論は従来の競馬を継続するものでした。スタートは無難に決めましたが、追い出す気配は全く見せず、最後尾にポジションを取ります。
このままレースは3角に進入するところまで続きましたが、勝負をしに行くのであれば、バックストレートで少なくとも中段まで上がっておく必要がありました。現地観戦をしていて、3角までに進出を開始しなかった時点で、「今日はダメっぽい」と悟りましたが、3角~4角を内に入れて回った時点で、その推測は確信に変わりました。恐らく石川Jは手応え的に、外を回しても無理と認識していたものと思います。
省エネコースを回ったことで、4角出口では13番手まで上がりましたが、結局最終着順はこのまま13着でした。時計の掛かる重たい馬場でスタミナ勝負を仕掛けるローズボウルにとって、この日の馬場は全く向かないことは明らかであり、せめて先行馬がやり合ってペースの上がる展開を期待しましたが、1000Mの通過が61.4の落ち着いたペースでは、追い込み馬の出番は全く無い状況でした。
過去のローズボウルは重馬場で1勝クラスを勝利しましたが、当時のローズボウルは砂を被るのを嫌って先行して雪崩れ込む競馬を行っていました。この当時の戦術であれば、軽い馬場で戦うことが出来ますが、時間を掛けて脚質転換して結果を出したローズボウルにとって、この一戦でスタイルを壊すリスクな取れる筈もありませんでした。ここは素直に、「今日の馬場はローズボウルに合わなかった」と割り切って、ノーカンとするのが正解だと思います。
レース後の林師のコメントに依れば、「今日は隊列が決まってからは淡々とした流れになり、展開が向きませんでした。」とのこと。また、今後の予定については、続けて使ったことから短期放牧を挟む方針が示されています。具体的な復帰の予定については示されていませんが、「短期放牧」と示されていることから、2回中山から復帰するものと思います。