1/28、京都9R・大津特別(2勝クラス・ダート1800)に愛馬ミスティックロアが出走します。2勝クラスに上がって坂井Jに乗り替わった本馬ですが、過去2走は期待通り勝ち切ることが出来ませんでした。今回は3度目の正直のレースであり、仏の顔も3度までのレースでもあります。
特に前走は「意図的にポジションを下げておきながら3角~4角で進路を失う」と言う、坂井Jクラスであれば失策と言える騎乗内容でした。恐らく坂井Jは「大きく下げてでも外に出す進路を確保さえすれば勝てる」と考えて、横綱相撲を取りに行ったものと思います。しかし、捲って来た岩田康Jにブロックを許してしまったことが致命的でした。
それも踏まえて、今回のレースで注目したいのはポジション取りです。前走と違って外枠が引けたことから、大きく下げることなく外に出す進路は確保出来る筈です。問題は1角~2角の距離ロスを何処まで防げるかですが、幸いにも本走は先行タイプの少ないことから、ポジションを取ることは難しくないと思います。
末脚勝負のイメージのあるミスティックロアですが、極端にテンの走りが遅いワケではありません。スタートは上手と言えませんが、五分に出ることが出来れば中段からの競馬は普通に出来る筈です。1角~2角を内埒から3頭目くらいで回り、バックストレートを中段の外寄りで競馬が出来れば、勝利は限りなく近いものと思います。
ぶっちゃけ相手関係を見る限り、ミスティックロアが普通に競馬をすれば勝利は揺るがないと思います。実際、単勝オッズも1.3~1.4に買われています。過去6走の全てが1人気の本馬ですが、今回は過去最高オッズの1.2倍に近い所まで買われると思います。
2勝クラスで2回つまづいたミスティックロアですが、本馬が経験を積む上で必要なステップであったと思います。古馬に混じって戦って行く中で、後方待機から末脚を伸ばすだけの競馬では、枠と展開頼みの競馬になり何れは行き詰ります。ダート馬として成績を安定させるには中段から競馬をして早目に抜け出す必勝形を身に着ける必要があり、2勝クラスがその学びの期間になれば良いと思います。
ミスティックロアが1勝クラスで下した、ダンテバローズとインビズアイズは既に2勝クラスを卒業しています。すっかりと先を越されてしまいましたが、今は慌てず騒がず自分の競馬を磨くことに専念して、3勝クラスで差し返して貰いたいと思います。