DMM出資馬の近況 2024/5/16:グランデスフィーダ、ミスティックロア、スマイルコレクター、シンハナーダ、エクラドネージュ、オブシディアーナ
1.グランデスフィーダ
チャンピオンヒルズにて復帰戦に向けて調整が続けられています。この中間は坂路18秒程度で乗られており、定期的なレントゲン検査では手術箇所に問題はみられないとのこと。ここまで乗り込み量を増やして来たことで、漸く馬体が絞れて来て動き易くなっており、このまま乗り進めて坂路の時計を詰めて行く予定です。
2.ミスティックロア
桃山S(京都・ダート1900ハンデ)への出走を目標に、栗東TCに帰厩しています。5/15、最初の追い切りを栗CWで実施して、坂井Jを背に93.6 78.0 64.6 52.2 38.8 13.1 (位置7,馬なり)を計時しました。6Fの78.0は超絶時計ですが、序盤がハイペース過ぎてラスト1Fは13.1に留まっています。これはスタート直後に暴走気味に併せ馬の相手を抜いてしまったことが原因で、結局単走の時計になったとのこと。
一方で、坂井Jからは「がっちり抑え込むこともできましたが、そうすると馬を変な姿勢にして体に痛みが出るので、ガツンとハミを噛んでからはこの馬のリズムで走らせました。」とのコメントがされており、2歳時の暴走程は酷い状況にはなかった様です。この追い切りでガス抜きが出来ると良いのですが..。
3.スマイルコレクター
5/25の東京・未勝利(芝1400)への出走を目標に、在厩のまま調整が続けられています。5/15、1週前追い切りを美南Wで実施して、 70.6 54.5 39.5 11.9(位置4,馬なり)を計時しています。今回も気性をケアして単走で行われ、時計も終いを伸ばす感じの軽めですが、続戦なのでこの程度で良いのかもしれません。騎乗者のコメントに依れば「我慢が利いて、馬なりでスムーズに運ぶことができました。以前は調教後に息が荒かったのですが、息の入りもだいぶ良くなっており状態はいいと思います。」とのこと。
4.エクラドネージュ
チャンピオンヒルズにて入厩に向けての育成が行われています。坂路調教では以前と比較して良いポジションで乗れる様になって来た模様。厩舎長のコメントに依れば「こちらでの調教に慣れてきて、背中を使ってしっかり動けるようになりつつあります。」とのこと。坂路ではテンションが上がることがありますが、普段は落ち着いていて人間にも慣れている様です。入場当初のコメントは少し辛めでしたが、少しずつ評価が好転してきました。
5.オブシディアーナ
ファンタストクラブ・木村牧場にて育成が続けられています。この中間は週2回の坂路入りが行われ、リフレッシュを挟みながら順調に乗り込まれています。また、馬体重は484kgまで増加しており、牝馬としては十分過ぎる馬格に成長してくれました。牧場長のコメントに依れば「体がいい感じにパンプアップしてきました。ナダル産駒の評価がすごく高くなっていますが、この馬もいいものを持っていると感じます。」とのこと。
一方で、毛色に依るものなのか「暑さに弱そうなタイプ」とのことで、夏は北海道で過ごして秋前の入厩を目指す方針とのこと。只、気になるのが坂路の質がチャンピオンヒルズに見劣りすることで、運動強度の観点では早期移動させた方が良い気がします。酷暑続きとは言え、最近の馬房は冷房完備ですから、北海道デビューを考えない限りは北海道に留まるメリットは小さい気がします。