5/18、新潟3R・未勝利(ダート1200)に愛馬リナリアが出走しました。
前走を小倉で連闘して馬体を減らしてしまった本馬ですが、3ヶ月の放牧を経た本レースではさらに馬体を減らしてしまいました。-8kg減らして426kgはデビュー戦よりも20kgも減少しています。新潟への輸送減りも含めて決してベストな状態ではなかったものと思います。
レースは課題のテンの走りが全くダメでした。芝スタートで改善することを期待したのですが、寧ろ結果は逆。スタートこそ五分にでましたが、二の脚がまったく付かず、鞍上が押しましたが全く進まず最後方からの競馬になってしまいました。新潟のダートでこのポジション取りではもはや結果は望めません。
ラスト3Fの位置では依然として後方4番手前後のポジションでしたが、ここからエンジンがかかると36.3秒の末脚で追い込みます。しかし、先行馬で決着したこのレースでは焼け石に水。7着まで追い上げるのが精一杯と言う結果でした。
もっとも、勝馬の時計こそ破格でしたが、3着馬と本馬の差は僅か0.2秒でしかありません。序盤の走りが常識的に出来れば、普通に3着内は狙える内容であったとも考えられます。
そうなると問題はテンの走りに集約しますが、陣営からも鞍上からもその原因についても言及がありません。以前は「トモの嵌りが悪く序盤のスピードに乗れない」の見解が示されていましたが、本走についてはその旨のコメントは出されていません。
伊坂師からは「久々の分なのかスタートで少し立ち遅れてしまいました。調教での反応も良かったので大丈夫かなと思ったんですが、一度ゲートから出しておけば良かったかもしれません。」のコメントが出されていますが、そもそも本馬はテンの走りに課題のあることは判っていた筈なので、直前のゲート練習は「当然やるべきこと」として確認して欲しかったところです。
本走のTarget-JV補正タイムは「92」ですので、勝ち切るには約1秒弱の時計を詰める必要があります。ここで、短距離戦で1秒をつめることは容易な話ではありませんが、リナリアの場合は序盤の時計が極端に悪いので、この弱点を改善することで1秒を詰める可能性はあるはずです。
また、先行策が取れないことが前提であるならば、追い込みにも分のあるコースで使いたいところです。また、芝スタートにも難がありそうなので、東京ダート1400を試して欲しいと思います。6月の東京開催はダート1400~1600の番組が多数組まれていますので、権利こそありませんがどこかで潜り込みたいところです。