プラモ制作:アルカナディア・エレーナ

1か月振りのプラモデル制作報告です。定年退職を迎えたことで、模型製作に費やせる時間も増えて来ました。

今回制作したのはコトブキヤのアルカナディアシリーズからエレーナ。こちらこそが真のウマ娘こと半人半馬のセントウルで、プラモデルのモチーフとしては極めて異色なキットです。競馬オヤジのモデラーとしてはこの娘だけは作らないワケに行きません。

極めて大箱のキットに圧倒されますが、これは馬部分のパーツが大型のためで、パーツ数が手頃で他のコトブキヤの美少女プラモよりも組み立ては簡単だったかもしれません。

先ずは素組の状態ですが、写真の通り非常に出来が良いです。印刷済みパーツと必要十分な色分けパーツにより、単に組んだだけでも迫力のあるフィギュアが完成します。これならば、全体に艶消しを吹いてトーンを整えた上で、装甲の一部をメタリックで塗れば十分に見栄えするフィギュアになると思います。

さて、素組の段階でこれだけの完成度のあるモデルですから、全塗装にも気合が入らないではいられません。

基本的には下手な小細工をせずに塗って行きましたが、大迫力の胸部については、セクシー度アップを目標に塗り替えています。軽装と重装モードで交換可能な胸部パーツを軽装モード一択に固定することで雰囲気を損ねる継ぎ目をパテで消しています。また胸部装甲のモールドも削ってしまい、磨いた黒色にまとめました。

装甲全体の青色は下地のクロムシルバーにクリアダークブルーを重ねたキャンディ塗装です。思った以上に上手くまとめることが出来たと思います。ランスの先端、盾の上部、装甲部の鋲はガイアのプレミアムミラークロームでメッキ塗装しました。これまでメッキ塗装には試行錯誤を繰り返して来ましたが、今回用いたプレミアムミラークロームでは圧倒的に楽にメッキ感を出すことが出来ました。

競馬オヤジとして妥協の出来ない馬部分の塗装は濃い目の鹿毛を目標に混色してグラデーション塗装。髪と尾は栃栗毛をイメージしてこちらもグラデーション塗装。塗料にはラスキウス・アウラの亜麻色を使いました。繋ぎの左後一白は個人的な拘りです。

アルカナディアシリーズは初めて制作しましたが、作り易い良キットだったと思います。素組から雰囲気が良くて、塗装も随分と捗りました。この勢いで次も同シリーズのルミティアを作ってみたいと思っています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする