6/16スレイプニルS:ミスティックロアは6枠12番

6/16、東京11R・スレイプニルS(OP・ダート2100)に愛馬ミスティックロアが出走します。2勝クラスで2度の躓きを喫したミスティックロアでしたが、その後は2勝クラス~3勝クラスを連勝。底を見せない形で、本走のOP戦に出走をしてきました。OP入りを決めた直後はプロキオンSへの重賞挑戦が検討された本馬でしたが、その後、主戦の坂井Jからの進言もあって、無印OP戦であるスレイプニルSに出走することとなりました。

ここで敢えて本走を選択した理由については、大きく2つが考えられます。1つ目は秋競馬に向けて収得賞金を積み上げること。そして2つ目は秋の本番前に左回りを体験しておくことの2つが想定されます。

秋競馬に向けて、特にチャンピオンCへの出走を狙うのであれば今から着実に収得賞金を加算しておく必要があります。本来、無印のOP戦と言えども勝利することは容易ではありませんが、少なくとも矢作師はここは確実に勝っておく局面と考えているフシがあります。そして左回りについてもチャンピオンCを大目標とする以上はクリアしなければならない課題です。

ここで、このレースには左回り以外にも懸念材料も多々存在します。最大の懸念材料は鞍上が坂井Jから田辺Jに乗り替わること。坂井Jが2勝クラスを2回落とした様に、ミスティックロアが乗り難しい馬であることに疑いはありません。具体的な情報は坂井Jから田辺Jに引き継ぎされている筈ですが、追い切りで1度も跨っていない事実は重たいと言わざるを得ません。

2つ目の問題点の左回りについては、過去にレパードSで大敗を喫したことから、懸念材料とされています。只、件のレパードSについては、「左回り」以外にも「小回り」であったこと、「極度の炎天下での競馬」であったことなどが敗因である可能性も無視は出来ません。実際、調教では左回りに問題が見られないことから、問題点は別のファクタであった様な気がします。これについては、本走で確認をしたいところです。

一方で、2100Mへの距離延長による序盤のペースダウンと、追い込みの効く東京の直線はミスティックロアに有利に寄与する可能性が高いと考えられます。レパードSを除いた過去7走では全て上り最速を記録していることからも、広くて長い直線は本馬の脚質にマッチする筈です。

前走は「大外をぶん回す」と言う極端にロスが多い競馬をして、それでもキッチリと勝ち切ってみせたミスティックロアでしたが、流石にOP戦でそのマージンはありません。言い換えれば、真っ当な競馬をすることが出来たならば前走からの上積みは大きく、昇級戦のここでも通用して不思議はないと思います。

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