6/29函館7R:ソウルアンドジャズは先行策から3着

6/29、函館7R・1勝クラス(芝2000)に愛馬ソウルアンドジャズが出走しました。前走と同条件に中2週で臨むレースでしたが、明らかに1つ使った上積みを感じさせる内容で、3着に好走することが出来ました。

まず、今走の馬体重は-2kg減って498kg。パドックを周回する姿は多少煩い様にも見えましたが、本馬にとっては平常運転レベルであったと思います。

このレースの最大のポイントは突発的なトラブルにより継続騎乗の富田Jから若手の角田大河Jに乗り替わったこと。スタートに若干の不安のあるソウルアンドジャズとしては、調教から乗って貰っている富田Jに託したいところでしたが、角田Jがスタートさえ決めて首尾よく先行が出来たならば、逆に-1kgのハンデが有利に働くことが期待できます。そして、今走では角田Jがそれに応えてくれました。

スタートを無難に決めると鞍上が勢いをつけて、無理のない形で2番手のポジションを確保することが出来ました。内枠のテリオスルルが逃げることは想定されましたし、能力的には本馬の方が上ですから、番手から突っついて楽をさせない形は展開として理想であったと思います。只、誤算だったのはテリオスルルの作った1000M通過が59.5秒は明らかにオーバーペースであったこと。ここを60秒前半で我慢してくれていたら、最後の伸びが一段階違っていたと思います。

レースは3角を2番手で侵入し4角に掛けて逃げ馬を追い落としに掛かりますが、ここで思う様に前に出られません。結局、4角出口まで2番手に留まり、直線で抜け出して先頭に立ちます。この3角~4角の反応が遅れた所が、今後のソウルアンドジャズの課題になると思われます。

コーナーの走りで一定のリードを作れなかった結果、直線で先頭に立つも差し馬の追い込みを許してしまい、2頭に交わされて最終着順は3着となりました。只、末脚で後れを取ったとは言え、ソウルアンドジャズ自身も脚が止まったワケでは無く、伸び直す様な感じで4着馬の追い込みは凌ぎ切っています。

本走のTarget-JV補正タイムは「98」が出ており、自己最高値を更新しました。これならば現級で勝ち負けできるレベルと考えて問題ありませんし、競馬の内容をみても上積みの余地は色々と残っています。特に3角から4角に掛けての反応の遅れは改善をしたいところです。

レース後の角田Jのコメントに依れば「3~4コーナーで前を捉えたかったのですが、ワンペースな走りで捕まえきれませんでした。パワーやスタミナもありそうなので、距離を延ばしても良いかもしれません。」とのこと。

また武井師からは「スタートから出して行った後も折り合いは付いていたので、距離延長や再度ダートへの挑戦も検討したいと思います。」のコメントが出されています。個人的にダートについては改めて試してみる価値はある様に思いますが、今走で洋芝で勝ち負けできる所まで来たわけですから、今の段階で条件を変えるのは愚策の様に思います。権利も確保しましたし、北海道で滞在競馬も出来ることから、ここは札幌の芝2000Mか芝2600Mを狙って欲しいと思います。特に芝2600は距離を克服できるならば低いレースレベルが予想されることから、狙い目になると思います。

何れにしても、今走で「1勝クラスに目処が立った」と言う事実は、ソウルアンドジャズにとって大きかったと思います。引退の決まった半姉アレグロモデラートの様に、少しずつ力を付けてステップアップして貰えることを期待しています。

シェアする

フォローする