2ヶ月振りのプラモデル制作報告です。前回のエレーナに続いて、アルカナディアシリーズのルミティアを完成しました。ルミティアはアルカナディアシリーズの１作目で、巷では神作とも評される人気キットです。長いこと「積みプラ」していたのですが、エレーナを作って満足度が高かったこともあり、その流れで手を付けることにしました。
モチーフは可愛い天使。武装モードでは帯剣してアーマーも装着します。何よりもディティールの細かい大きな翼が目を惹きます。
先ずは武装モードの素組。そのまま組んだだけですが、人気キットだけあって相当可愛いです。前髪の合わせ目こそ目立ちますが、その他は殆ど気になりません。
そこで今回の塗装ですが、ルミティアは既に多数の作例が発表されていますので、敢えて奇をてらわずオリジナルのイメージと近い配色にしました。
このキットの塗装で一番のポイントは羽の塗り方だと思います。今回の制作では、飽く迄もオリジナルの白を全体の基調色としたかったので、羽の先端部のみ薄く水色を付けることにしました。具体的にはEX01のホワイトをベースに吹いた後、水性ホビーカラーを調色した淡い水色を塗布。最後に薄い水性ホワイトを吹いて全体のトーンを馴染ませています。
ラッカーの白の上に水性の水色を吹いた理由はマジックリン溶液で水色のみ剥がすことが可能だから。今回は吹いてみるまでイメージと合致するか判りませんでしたので、やり直しのリスクを考えたときに有効な方法だったと思います。
その他の塗装については、全体の金色がガイアのスターブライトブラスで、脛当ての金色はエナメルの金色を筆塗りしています。ワンポイントの赤はシタデルのメフィストンレッドを筆塗した後、エナメルクリアを上塗りして艶を出しました。モールド部分は墨入れ塗料をふき取ることで立体感を強調しています。あと、へそ出しルックに配色変更したのは拘りです。
髪の毛はラスキウスアウラの栗色をベースにグラデーション塗装を行いました。オリジナルは金髪寄りの色でしたが、この栗色は良くマッチしたと思います。前髪の合わせ目は当然消して、無駄にこだわったのが正面左から右に向かって流れる前髪を追加したこと。これは雑誌Girls Plamo Styleに掲載された作例を真似しました。よく見ないと判らないレベルですが印象を変える効果は間違いなくあったと思います。
前回のエレーナもそうでしたが、アルカナディアシリーズは作っても飾っても楽しいのが良いと思います。９月にはソフィエラが発売されますので、入手出来たら早めに手を付けたいと思います。
※ 今回から撮影ブースを変更しました。これまでは中華製の粗悪品を騙し騙し使っていましたが、HAKUBAの製品に変えたところ見違えるほど綺麗に撮れるようになりました。