10/12、新潟11R・飛翼特別(2勝クラス・芝1000直)に愛馬トレブランシュが出走しました。前走を同コースで勝ち上がり、昇級戦に臨んだ本馬でしたが、枠番の不利もあって結果は14着に終わりました。
先ず、今回の馬体重は+4kg増加した426kg。2ヶ月の休み明けではありますが、プラス体重で出られたことはトレブランシュには大きいと思います。得意のスタートを今回も決めると、二の脚も付いて先行ポジションを取りに行きます。その際、定跡通り外埒を狙って行きましたが、流石に1枠2番からの発馬では容易に外埒を取ることは出来ません。結局、5番手のポジションに収まりましたが、この間に脚を使ったことは最後まで響きました。
継続騎乗となる吉田豊Jとしては、前走の様にここから脚を溜めて抜け出したいところでしたが、前走と違って今回はラスト200M付近から苦しくなってしまいました。これは期待通り脚を溜めることが出来なかったことをしましますが、その原因は序盤で脚を大きく使ったことにあると思われます。ラストで脚が上がったトレブランシュは後続に飲み込まれてしまい、最終着順は14着となりました。
結果的に苦い昇級戦となりましたが、序盤はペースに付いてい行けたことは評価すべきで、単純に「クラスの壁にぶつかった」と言うことでもないと思います。今回のトレブランシュの走破時計は55.5秒で、上り3Fは33.4秒です。これに対し、前走の走破時計は54.6秒で上り3Fは32.5秒です。即ち、走破時計が0.9秒も落ちていて、これは上り3Fで生じた差であることが判ります。
この時計の歳は枠番の有利/不利に因るものと考えられます。過去10年間の新潟1000直の1枠の勝率(複勝率)は2.1%(7.5%)に対し8枠は12.6%(33.4%)で、極端な枠番バイアスが存在します。単に時計だけで能力を測ることは出来ません。ぶっちゃけ、前走と同タイムで走っていれば今回も掲示板は確保出来ましたし、前走では抑えたクールベイビーが今回は3着に入っています。そう言う意味で、今回は「枠番に恵まれなかった」と割り切って考えれば良いと思っています。