10/26、東京8R・1勝クラス(芝2000)に愛馬シンハナーダが出走します。骨瘤の治療に苦しみ3歳7月まで初出走が遅れた本馬でしたが、そのデビュー戦を既走馬を相手に快勝。そこから夏場を休養に充てての始動戦になります。
一応、戦績が1戦1勝で底の見えない本馬ですが、今度は昇級戦でかつ初の古馬混合戦になります。当然ながらハードルは相応に高くなりますが、そこは本馬への期待感から現時点で単勝1人気に推されています。3連単の売れ方から推測すると最終人気は3人気付近に留まりそうですが、上位実績馬を相手にこれだけ買われたならば立派なものです。
シンハナーダの推せる要素は「底が見えないこと」に尽きますが、具体的には1度競馬を経験したことによる上積みと、新馬戦で見せた末脚のキレが東京コースでより生きるであろうこと。そして調教の時計が相変わらず早いことが、ポジティブに評価されるポイントでしょう。
一方で最大の不安材料は2戦目で逆にイレ込む可能性。レイデオロ産駒であることから距離は2400超に延ばす方がマッチすると思うのですが、それには我慢の効くことが重要です。現時点で行く気に任せた競馬をさせてしまうと将来の目を摘んでしまう可能性のあることから、実戦で折り合いを教えるつけることは最重要課題と言えます。
その点で新馬戦の三浦Jは理想の競馬をしてくれたのですが、今回は三浦Jに先約があって坂井瑠星Jへの乗り替わりになります。もっとも、乗り替わりで鞍上強化の坂井Jが確保出来る辺りは国枝厩舎の面目躍如であり、シンハナーダの長所を生かした競馬をして欲しい所です。
シンハナーダの場合、脚部の不安を考えると休み明けを叩いている余裕はありません。一戦必勝の求められるタイプの馬ですので、相手関係は厳しいですが、ここは結果を期待して行きたいと思います。