11/9、東京7R・1勝クラス(ダート1400)に出走しました。球節の骨折明けから本来の能力の出せなかった本馬ですが、今回は得意条件に戻して本来の逃げを打つことが出来たことで、見事な勝利を上げることが出来ました。
レース展望のブログでも書いた通り、本馬の勝ちパターンはロケットスタートを決めて揉まれることなく逃げること。特に直近2走は1200Mに短縮したことでペースが上がってしまったことと、芝スタートで加速出来なかったことで全く競馬になりませんでした。
これに対し、本走はスタートを完璧に決めた上に二の脚が速く、楽にハナを奪うことが出来ました。この二の脚の速さは前走とは全く違っており、ダートスタートの重要性を確認する結果になりました。さらに、逃げに成功した上に1000M通過を61.5秒にペースダウン出来たことで、完勝への布石は完了したと思います。
レースは結局スタートからゴールまで1番手を譲ることなく進みました。ラスト400Mから追い出して追走を許さず、ラスト200Mから更に伸びて突き放したところは圧巻でした。Target-JV補正タイムでもスコア「105」が出ており、これは1勝クラスの水準よりも0.5秒速いことを示しています。本来の自分の形に持ち込めたことで一変する結果の出せたことは、本馬にとって競馬の形が重要であることを確認する結果となりました。
菅原Jのコメントに依れば「道中で揉まれることもなく、最後まで集中力を切らさずに走ってくれました。今日は幾分太め残りでしたので、ここを使って次走は更に良くなると思います。」とのこと。
レース後も馬体と脚元に問題は見られず、竹内師からは来週の同コースのレース(アプローズ賞)を目指す方針が示されています。なお、鞍上は未定とのこと。