GF出資馬の近況 2024/12/19

GF出資馬の近況 2024/12/19:ローズボウル、ダイヤモンドフジ、スマラグドス、コンサートツアー、ダウントゥアース、レディオンステージ、ブラゾンロワイヤル


1.ローズボウル

12/15、中山・北総S(3勝クラス・ダート1800)に出走して9着。当日の馬体重は+10kg増加した524kg。過去最大体重での出走でしたが、パドックを周回する姿に特段の重め感はありませんでした。周回中も落ち着きがあり、馬場入りした後も時間を掛けて周りを眺めさせた後、軽快な感じで返し馬に入ることが出来ました。

スタートは五分に出ましたが、鞍上にポジションを取る意識はなく、馬なりのまま最後方に下がります。そのまま4ターンを埒沿いの省エネコースで回り、4角の外を回して直線を向くとラスト3Fを38.3の2番時計で上がりますが、如何せん前半での前との差が開き過ぎており、追い上げるも9着までの結果となりました。

9着とは言え、直近の3走よりは自分の形になる競馬が出来ましたし、やはり寒期の乾いた馬場はローズボウルには合う印象です。一方で、走破時計の1.53.9は本馬の力を出せた時計であり、それでも9着までの結果は3勝クラスの壁を感じざるを得ません。

今回の結果を受けて、林師より「中央3勝クラスでは能力的に厳しい一方で、馬自身はガレておらず、地方の砂が合えば十分活躍も可能」との見解が示され、協議の結果大井競馬・宗形厩舎への移籍が決定しています。恐らくはA2組に登録されると思いますが、大井の2400Mの様な長くて重たいコースであればローズボウルの脚質を以て戦えるものと思います。明けて7歳になる本馬ですが、最後にもう一花咲かせて見せて欲しいと願っています。

2.ダイヤモンドフジ

ドラゴンファームにて放牧中。前走後も脚元に問題は見られず、既に乗り出しが開始されています。まだ軽目の段階ですが、早々に坂路入りを予定しているとのこと。現在の馬体重は457kgで、次走は年明けの小倉開催が想定されています。

3.スマラグドス

12/15、ローズボウルと同じ中山・北総S(3勝クラス・ダート1800)に出走しましたが、結果は14着と奮いませんでした。パドックを周回する姿には落ち着きが感じられたのですが、馬場入りすると暴走気味に返し馬に入っており、やはり気性の危うさは変わらない印象でした。

スタートは概ね五分に出ましたが、二の脚のスピードの乗りが何時もより悪い印象です。それでも鞍上が積極的に押し出して少し間の空いた3番手のポジションを確保しました。しかし、この間に相当な脚を使っており、それでも3番手は厳しい印象です。

なんとかポジションをキープしたままバックストレートを抜けましたが、3角入口では既に鞭が飛ぶ状況。4角では脚が上がっており、失速して14着となりました。3番手追走でラスト3Fの時計が40.6では勝負にならない印象です。

本走の状況を見て、西園師からは「ダートの3勝クラスでは敷居が高い」旨の見解が示されており、次走は新馬勝ちを収めた芝に戻す方針が示されています。年明けの芝1600~2000が目標とのこと。

4.コンサートツアー

12/14、中京5R・未勝利(芝2000)に出走して最下位の18着。前走と同様、4~5番手からの競馬を展開しましたが、前走以上にラストを踏ん張ることが出来ませんでした。異なるコースとは言え、同じ芝2000で2秒も遅い時計ではこの着順も当然です。武井師のコメントに拠れば、敗因は終始掛かり気味でロスの大きい競馬になったこととのこと。

レース後の馬体と脚元に問題は無く、使ったなりの疲労があるだけとのことで、引き続き在厩のまま調整して、年明けの中山・ダート1800を目指すとのこと。取り敢えず、先行力だけはありますので、ダートで前からの競馬をしてどこまで粘れるかに注目します。

5.ダウントゥアース

デビュー戦の後、ケイツーSにて放牧が行われていましたが、12/14、美浦TCに帰厩しています。12/19、帰厩後1本目の追い切りを坂路で行い、54.1-39.4-26.2-13.2(末強めに追う)を計時しています。未だそこそこレベルの時計ですし、ラストを12秒台で纏めたいところですが、それでも併せ馬で一杯の新馬相手に先着していますし、1本目の時計としてはデビュー時よりも動けている印象です。尾関師のコメントに拠れば「新馬戦当時よりも、走りに素軽さも出てきています。」とのこと。問題はDDSPの状態ですが、成長に従って解消することを期待するよりなく、何とか前進を見せて欲しい所です。

6.レディオンステージ

グリーンウッドTにて放牧中。帰厩目前まで進められた所で左前球節に軽度の捻挫を起こしてしまい、現状はWMを用いた運動に留められている状況です。現在の馬体重は514kgで、状態が良ければ今週末から乗り出しを開始するとのこと。

7.ブラゾンロワイヤル

グリーンウッドTにて放牧中。兎にも角にも緩さの解消が最大課題の本馬であり、この中間からは坂路15-15も開始されています。只、緩さに関しては大幅な変化は現れていないとのことで、今後もビッシリと乗り込んで貰うよりありません。現在の馬体重は522kgなので、500kgを切る位まで絞り込んで良いかもしれません。

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