1/29、大井11R・金盃(SⅡ・ダート2600)に愛馬ローズボウルが出走しました。地方移籍の初戦から重賞(SⅡ)と言う大舞台で格上馬を相手に自らの競馬に徹しましたが、結果は10着までとなりました。
移籍初戦の馬体重は522kg。前走から-2kgの出走ですが、本馬のベストは500kg~510kgだと思うので、520kg超は重過ぎの様に思います。移籍初戦で陣営としても手探りの仕上げになったことは想像に難くなく、これはやむを得なかったかと思います。そう言う意味で、次走はもう少し絞って行けば上積みの余地がある様に思います。
また、パドックを周回する姿はローズボウルにしては落ち着いた印象を受けました。ある意味、覇気に欠ける様にも感じたのですが、馬場入りすると口を割って上を向いており、この辺りの煩い感じは平常のローズボウルだったと思います。なお、ブリンカーには中央で使用していたものと同様のタイプが装着されてました。
13番枠からのスタートは五分に出ましたが、鞍上に押し出す意思は見られず、後方からの競馬が選択されました。これは中央で走っていた頃と同様に「後方から捲って行く競馬」をここでも継続する意思を陣営が示したものと思います。ただ、後方から行くのであれば馬群には入れずに外寄りをマイペースで走らせて欲しかったとは思います。
スタートして早々に隊列は固まり、ローズボウルは11~12番手のポジションに収まりました。ここから6つのターンをポジションをキープしたまま回りましたが、3角入口付近で早々に鞭が入ったのは気になりました。
只、ここからローズボウルも本馬なりには追い込んでおり、決して脚が止まった状況では無いのですが、上位集団との力の差は明らかで差を詰めることが出来ません。一方で後方集団に対しては脚色で優っており、最終着順は10着となりました。
正直、見所のあまりないレースではありましたが、自らの競馬に徹することで地方競馬での力関係を明確にすることが出来た様に思います。本走は出走15頭中の11頭がA1クラス、本馬と同じA2クラスは4頭でした。同クラスの4頭の中でローズボウルの着順は2着でしたので、「格付け相応には走れていた」と評価出来ます。これならば、自己条件に戻って十分に戦えることが期待出来ます。
レース後の宗形師のコメントに拠れば「重賞メンバー相手に、最後まで良い競馬をしてくれました。ここを使った上積みも見込めるので、自己条件になれば更に前進できると思います。」とのこと。また、野畑Jからは「道中でハミを噛んだりしましたが、リズム良く走れていました。また、3~4コーナーでは自ら上がって行こうとしていました。」の前向きなコメントが出されています。