2/9、小倉12R・1勝クラス(芝1200)に愛馬ダイヤモンドフジが出走しました。前走を16着に大敗し、2か月のリフレッシュを挟んでの復帰戦でしたが、得意の小倉・芝1200を舞台に本来の能力を出し切って、見事な優勝を飾りました。
休み明けの馬体重は+4kg増加した466kg。前走はゲート難が顔をだして致命的な出遅れを起こしましたが、今走では怪しいながらも何とか我慢が聞いて五分のスタートを切ることが出来ました。そして、ここから主戦の国分恭介Jは積極的に追い出して5番手の好位を確保することに成功しました。
この辺りについて国分Jのコメントによれば「スタートから多少無理をしてもポジションを取りに行き、良い位置で直線に向かえました。」とのこと。先行ポジションを取ることがダイヤモンドフジの好走パターンなので、ここで無理気味に出したことはこれ以外ない選択でした。また、本馬より内の5頭に先行力の無かった点も、ダイヤモンドフジには味方をしたと思います。
3角を5番手で侵入し、内埒沿いをロスなく回って4角出口では3番手に進出。直線で上手く前が空いた瞬間にすかさず馬体を入れてブロックを回避します。ここからの叩き合いで逃げ馬をとらえて先頭に立ちますが、外から追い込み馬が競りかけてきて、最後はハナ差を凌いでの嬉しい中央初勝利となりました。
最後の直線について国分Jのコメントによれば「直線で前が開いても反応一息だったのですが、外から馬が来たことで闘志に火が付き前の馬を交わしてくれました。」とのこと。
本走についてTarget-JVの補正タイムを見ると「96」であり、これは時計としては低調な勝利であったことを示しています。見方を変えれば、ダイヤモンドフジの昨年のベストが「97」でしたので、本走は自身の能力を出し切った結果としての勝利となります。ある意味、「長く走って来た結果として、漸く幸運が本馬に巡ってきた」と言うことかもしれません。
宮本師のコメントによれば「この後のことはレース後の状態を見て検討します。」とのこと。正直、2勝クラスでは相当な苦戦が予想されますが、6歳にして中央競馬初勝利に辿り着いた、ダイヤモンドフジの不屈の走りを今少し見せて欲しいところです。