2024年度:グリーンF様子見馬のフォロー④

2024年度グリーンF募集馬の中で様子見中の馬の進捗フォローの4回目です。(本稿の検討は4/23~4/25に更新された情報をベースに行いました。)前回フォローの後、様子見筆頭としていた「シネマソングスの23」の募集が締め切りとなり、自分は本仔への出資を行いました。

2歳4月末で受付終了した馬が12/22頭(募集中止1頭を含む)で、移動済みが8頭と言うのは、今年のグリーンFの2歳馬は例年よりも進捗が早い印象です。こうなると、グリーンFの2歳馬の様子見もそろそろ終盤戦と言えそうです。

※ 自分用の様子見メモです。受付終了のアンデスクイーンの23・エバブロッサムの23・ファストアズエバーの23・ストロボフラッシュの23・メールデゾレの23・シングシングシングの23・サムシングジャストの23・フリスコベイの23・パールサイドの23・シネマソングスの23・アースグリーンの23はここでのフォロー対象にしていません。


1.フローラルアーチ(ジュリエットベールの23)

父  :マインドユアビスケッツ
母父 :ヴィクトワールピサ
性別 :牝馬
誕生日:2023/5/8
生産 :社台ファーム
育成 :社台ファーム

現在の様子見の筆頭はフローラルアーチとします。前回筆頭のウォータースパウトが募集を締め切られたことと、2番手のラージアンサンブルの進捗が少し停滞気味であったことから、本仔を様子見の1番手に繰り上げました。

この中間も社台Fにて育成が続けられており、週3回坂路入りして内1回を2本登坂のメニューで乗られています。4/4の更新では2本登坂が週2回行われていましたが、今回は1回に減っています。その理由は2本目に強めを乗っていることにあると考えられ、4/9には14.6-12.4-11.8、4/21には15.5-13.2-11.9の好時計を記録しています。「坂路のラスト1Fを余裕残しで11秒台」と言うのは、育成馬としては見かけない時計だと思います。

さらに、これまで課題とされてきた気性面の煩さに関しても「馬体の張りも良化し煽り気味だった気性にも余裕が出てきました。」のコメントがあり、高く評価したポイントです。

2.ラージアンサンブル(ナスノフォルテの23)

父  :ベンバトル
母父 :ジャスタウェイ
性別 :牝馬
誕生日:2023/2/21
生産 :ナスノファーム
育成 :エクワインレーシング

様子見の2番手はラージアンサンブルです。順位は前回と同じですが、フローラルアーチとの順序は入れ替えました。

この中間もエクワインレーシングにて育成が続けられており、週5回坂路入りして18秒ペースを中心に15-15の強目が開始されています。前回よりもメニューが進んでおり、順調な進捗に間違いはありません。只、馬体重が465kg(-28kg)に減ってしまった点は割り引かざるを得ません。

牧場スタッフのコメントによれば「ペースを上げたことで馬体重が465kgと減ってはいますが、見た目は細くなく、引き締まってきた印象です。」とのことですが、前回と前々回の様子見評価で馬体重の増加をポジティブに考えていただけに、そこが剥落してしまったことは残念でなりません。460kg前後が本仔の馬格から来る適正体重と考えると、ダート馬としてはもう少し厚みが欲しい気がします。

3.ホールドミーワンス(キスミーワンスの23)

父  :ブリックスアンドモルタル
母父 :ネオユニヴァース
性別 :牝馬
誕生日:2023/2/15
生産 :社台ファーム
育成 :社台ファーム

様子見の3番手はホールドミーワンスです。社台Fにて育成が行われて来ましたが、4/28、山元TCへの移動が予定されています。ここからは山元TCで調整しつつ入厩を待つことになる模様。

移動前の運動メニューは週3回坂路入りして内2回が2本登坂と言う内容。4/4の更新と比較して2本登坂の日数が増えています。4/25には坂路で15.5-14.1-12.1を記録しており早い時計も出ています。「集中力に欠ける面がある」の課題については、今回の更新では報告されていません。同日には西園翔師が視察されており、山元TCへの移動を決定されたとのこと。移動前の馬体重は530kgで増減なし。

4.ファンシーシェイプ(ピンクレガシーの23)

父  :ロゴタイプ
母父 :ヴィクトワールピサ
性別 :牝馬
誕生日:2023/4/22
生産 :社台F
育成 :社台ファーム

様子見の4番手はファンシーシェイプ。社台Fにて育成が続けられており、この中間は週3回坂路入りして、内1回は2本登坂のメニューです。16秒ペースは4/4の更新と変わりませんが、2本登坂の日数が1日に減っている点は気になります。牧場スタッフの「坂路での手先の軽い動きや瞬発力は日に日に良化しており、纏まって走れる際の動きは素質を感じます。」のコメントが好印象なのですが、一方で「ひ弱さがある」のコメントが懸念材料です。馬体重は442kg(-2kg)ですが、入厩前にはもう少し厚みを増しておきたいところ。

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