5/12東京7R:サミアドは先行するも失速して11着

5/12、東京7R・3歳1勝クラス(ダート1400)に愛馬サミアドが出走しました。未勝利戦を勝ちあがった後、左後肢球節に骨折が判明したことで長期休養に入っていた本馬ですが、約7カ月ぶりの復帰戦となりました。

舞台は勝ち上がりを決めた東京・ダート1400で、鞍上も変わらず菅原Jが確保されるなど、条件面では万全の体制が用意されましたが、気になったのは馬体重。496kgは前走から-4kgですが、半年の休養を挟んでのマイナス体重は明らかなネガティブです。本来は成長分でプラスであると考えれば、輸送を含めた久々の競馬に臨む中で相当体重を落としていた可能性を感じます。

久々のレースでしたがスタートは綺麗に決めて、そこから行き脚が付くと2番手のポジションを確保します。直近2走の様に逃げることは出来ませんでしたが、決して揉まれる形ではありませんし、何よりも「逃げ」しか出来ない馬にならない為にもこの形は良かったと思います。

このまま3角~4角を回り、直線で逃げた1人気カピリナを捉えに行きますが、相手の脚色も衰えず、反対にサミアドの方が苦しくなってしまいます。3番手の馬にも交わされ、それでも粘りを見せましたが、ラスト300Mで完全に脚を失くしてしまいます。鞍上の菅原Jも無理に追うことはせず、結果は11着となりました。

このレースのポイントは恐らくペースで、1000M通過が59.7秒はサミアドにとっては未知の領域でした。現級で先行するためにはこのレベルのペースには対応したいとこですが、逃げて2着に入ったカピリナの時計が上のクラスでも戦える好時計であった事実を考慮すると、今回は相手と展開が厳しかったかもしれません。

そう言う意味で、本走は端的に「昇級戦でスピードの洗礼を浴びた」と言うことになると思いますし、1度経験したことで対応力を増すことに期待をしたいところです。むしろ今回のレースに関しては「故障明けでしたが無事に回って来られたこと」「昇級しても先行ポジションを取れたこと」を評価してあげたいと思います。

レース後の竹内師のコメントに依れば「長期休養明けを感じさせない状態でしたが、最後の直線は苦しくなってしまいました。新馬戦も結果が伴わなかったことから、叩いた方が良いタイプなのかもしれません。」とのこと。また、主戦の菅原Jからは「今日は久々の競馬でしたので、次はもっと良くなってくると思います。」のコメントが出されています。

これらのコメントから、脚元に問題の無い限りは続戦の方向になると思われますが、問題は適鞍がいまいち見つからないこと。権利が取れなかったことで、東京ダート1400ですと1か月以上の節が必要かもしれません。京都を含めるならば可能性はありそうなので、この際、右回りを試して見るのも良いかと思います。

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