1/11、中山2R・未勝利(ダート1800牝)に愛馬コンサートツアーが出走しました。芝で2戦して結果が出せず、ダート変わりを試したレースでしたが、結果は冴えないものに終わりました。
馬体重は+2kg増加して452kg。芦毛の分だけ見にくい所もあったのですが、トモのボリューム感に欠ける印象は否めませんでした。
一方で、気性に関してはパドックで煩い所を見せてはいましたが、兄姉の程の危うさではなく、普通に許容範囲に見えました。馬場入りは何かあったのか他馬よりも遅れての入場になりましたが、返し馬自体はスムーズに入って行けましたし、輪乗りの最中も落ち着いていて気になる挙動は見られませんでした。
スタートは五分に出て砂を被ることも有りませんでしたが、明らかに二の脚がつきません。芝2000で先行策が取れたことを考えれば、ここでも前からの競馬を狙う作戦であったと思うのですが、前に行けない時点でダート適性に欠けることは明らかでした。
1角で13番手まで下がると、その後も前との差を詰めることが出来ません。追走が精一杯の状況となり、そのまま雪崩れ込んでの14着となりました。正直、見所と言える部分は一切なかったと思います。
レース後の武井師のコメントに拠れば「姉2頭のダート実績から、今回は条件変更してレースに臨みましたが、結果は芳しくありませんでした。まだ、パワー不足で凍結防止剤を撒いた馬場が合わなかったのかもしれません。」とのこと。
正直、メンバーレベルの低いこのレースでタイムオーバーを喰らう状況では、ダートの適性は皆無と考えざるをえません。芝で2戦、ダートで1戦して全て2桁着順となると、師に拠っては見切りを付けられても仕方の無い状況ですが、流石にこの血統と募集額を考えたら即時の判断は無いと思います。
ぶっちゃけ、処方箋の見いだせない状況であり、あとはナスノシベリウス産駒の成長力に賭けるより無さそうです。取り敢えず、タイムオーバーのペナルティ期間は成長を促しつつ鍛えることに充てて、芝のレース数が増える春先に復帰と言う流れになりそうです。
本馬はレイデオロ産駒でもあり、本当は芝の長い距離で使って欲しいのですが、それには気性面で大きな成長が必要となり、それも中々厳しそうです。