3/15、中京9R・伊良湖特別(2勝クラス・ダート1200)に愛馬サミアドが出走しました。2勝クラスに昇級した後、連続してブービー負けを喫していた本馬ですが、今走は距離を1200に短縮して立て直しを図りました。
振り返って、直近2戦の敗因は「得意のスタートを行かして逃げを打つも、最後に脚を失くして大敗」と言うものでした。要するに「逃げて失速」と言う競馬でしたので、処方箋はペースを落とすか、距離を短くすることが一般的です。そして今回は距離短縮が選択されました。
ポイントは「更にペースが上がった時に逃げることが出来るのか?」でしたが、結果的に1200M戦でもサミアドのロケットスタートと二の脚は通用しました。只、これまでのレースの様に楽にハナを奪えた状況でもなく、それなりに脚を消費した印象はありました。
3角~4角をリードを保って回り、ラスト400Mで追い出します。ここで1段引き離せると勝ちの確定するのが中京コースなのですが、残念ながら番手の馬を突き離すことが出来ません。ラスト200M付近で勝ち馬に捕まり、それでも粘って3着が見えたかと思いましたが、ラスト100で後続に飲み込まれ最終着順は8着となりました。
只、結果は8着でしたが3着馬との差は0.4秒なので、直近2走にはなかった粘りを見せることが出来ました。Target-JVの補正タイムは「92」なので、直ぐに勝ち負けを望めるレベルではありませんが、2勝クラスで戦うための下地のあることが示せたことは大きな収穫でした。
今回厳しかったのは勝ち馬に後ろを追われて楽逃げが出来なかったことと、外枠からハナを奪う過程で余分な脚を消費したことかと思います。要するに「2勝クラスの1200M戦でも逃げることは出来ましたが、これまでよりも脚を使わされた」と言うことでしょう。
ここでもう少し楽の出来る相手関係であったり、好枠に恵まれる等の運を積み上げることが出来れば、馬券内も見えてくると思います。言い換えれば、当面はワンパンチ足りない部分を運で補う必要がありそうです。
レース後の竹内師のコメントによれば「番手の馬が勝ち馬でなければ、もう少し僅差の勝負に持ち込めたかもしれません。この後については一旦放牧を挟み、東京開催を目標に調整していきます」とのこと。
従って、次走の目標はダート1300/1400になりますが、今回の1200で前進が見えたところで、再び距離を伸ばすのは少し残念な気がします。もし権利が取れていたら、4/12の福島ダート1150に向かう選択肢があったのですが、敵鞍の無いのは辛いところです。