4/20福島4R:コンサートツアーは後方から見所の無い13着

4/20、福島4R・未勝利(芝2000牝)に愛馬コンサートツアーが出走。前走をダート戦に出走してタイムオーバー負けを喫したことから、芝に戻してのレースになりました。

3ヶ月半の休養明けの馬体重は増減なしの452kg。この期間に成長が見られない点が本仔の問題点であり、ナスノシベリウス産駒の特徴である成長力が見られません。馬体は一見して薄く、トモに容量がありません。未だに腰高のシルエットは成長力を残していると言うか、本来ならば成長すべきところが未成熟な印象を受けました。ナスノシベリウスの血を以てしても、レイデオロ牝馬の壁は厚かった印象です。

一方、気性面については、パドック入り直後はチャカチャカした幼いところを見せていましたが、それも徐々に収まり、馬場入りした後は外埒沿いを軽快に返し馬に入って行きました。

今回の鞍上は斤量-4kgの小林美駒Jに乗り替わることから、軽ハンデを活かした競馬を志向してもらえると思ったのですが、結果は全くの期待外れでした。スタートはやや伸び上がりましたが然して遅れず、外隣の馬が外によれたことで進路はクリアに確保されていました。ここを積極的に追い出せばポジションは取れる状況でしたが、鞍上にその意思は全く見られません。馬なりのまま出して行くと、長い直線でスピード負けして外からの馬に前に前に入られる最悪の展開に陥りました。

結局、1角を13番手で回る形になり、この時点で競馬は終わっていたと思います。レース後の鞍上のコメントが無く、陣営からどのような支持が出ていたのか不明ですが、自らの強みを活かした積極的な競馬を見られなかったことが残念でなりません。まぁ、-4kgものハンデが与えられる鞍上に、普通の騎乗を求めること自体が無理なのかもしれません。

レースは14番手まで下がって3角~4角をインベタで回り、距離を稼いだ分だけ前との差を詰めましたが、直線では後方で脚を貯めただけの伸びは見られず、最終着順は13着となりました。一応、勝ち馬との着差は1.1秒と以前よりは詰めていますし、上り34.9秒は全体の5番手ですが、後方からの競馬でこの時計では然したる評価は出来ません。

本結果を受けて協議入りも覚悟したのですが、現時点でツーアウトなのでラスト1戦のチャンスは与えられそうです。レース後の武井師のコメントによれば「今日の距離だとポジションが取れないので、次は距離を延長してみようと思います。レース後の状態次第で、番組を検討してみます。」とのこと。

今回は福島競馬場に出向いて直に本馬を見ましたが、薄い馬体は所謂マラソンランナーを想像させるスタイルでした。スタミナ以外に勝負ポイントが無いとすれば、折り合いは考えずに距離の大幅延長を試すより策は無さそうです。

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