資産運用

資産運用にハマったきっかけはヤフオクで蓄えた小金をもう少し増やせないかと考えて、株式投資を始めてみたことでした。何時もの如く投資の勉強に没頭し、結果として自らのフィナンシャルプランに付いて真剣に考える様になりました。そして、その過程で「ファイナンシャルフリー」と言う概念を知ることになりました。ファイナンシャルフリーとは経済的自由とも訳されますが、要は「お金の心配をせずに暮らせる生活を構築すること」であり、「お金に縛られない自由な生活を手に入れること」を意味します。別に会社生活に不満があった訳ではないですが、「いつ会社を辞めても生活に困らない」と思えることと、「どんなに嫌なことがあっても会社を辞める訳にはいかない」と思うことは、心の余裕に雲泥の差が生じます。このときから、如何にしてファイナンシャルフリーに到達できるかを検討し、フィナンシャルプランを立案して行きました。

資産運用について考える前は、我が家のポートフォリオは普通の日本人家計と同じく、キャッシュ100%の構成でした。そこで、先ずはこれを見直して、おおよそ日本円30%、日本株20%、外貨15%、外国株25%、その他10%の構成に変更しました。多くの日本人は投資の勉強を行っていないため、投資とギャンブルを混同してしまい、投資は”怖い”とか”不純”などの誤った認識を持っています。しかし、正しい金融知識を用いて適切なポートフォリオを構築することこそが、本当は最もリスク回避が可能な状態であることを知る必要があります。確かに、円高&デフレ経済が長期続いた日本経済では日本円100%のポートフォリオ構成は結果的に正解だった訳ですが、これは飽く迄も結果論であって、これが円安&インフレに振れれば、最もリスクの高いポートフォリオになってしまいます。
全体のポートフォリオ比率をキープして、その範囲で株や債券を売り買いする限りにおいては、リスクを恐れずに投資行為を楽しむことが可能です。資産運用を本気で始めてからも、ライブドアショック・リーマンショック・東日本大震災など、大小様々な事件&事故による市場の暴落が発生して来ましたが、慌てずにポートフォリオを維持したことが、結局は安定した資産形成に繋がったと実感しています。

ここで、自分の投資スタンスについて少し具体的な話をします。まず、投資の世界には様々な理論と言うか宗派が存在しています。バリュー投資、グロース投資、インデックス投資、低位株投資、テクニカル、デイトレード、システムトレード、高配当銘柄投資、株主優待狙い、順張り、逆張り…etc、書店に行けば様々な投資の指南書が並んでいます。自分の場合、片っ端からこれらの書物を読み潰し、良いと思えばそれらの手法を実践しましたが、最終的に得られた結論は「投資に間違いはあるが正解は無い」と言うことでした。重要なことは、(間違った理論を排除することは前提として)「何が正解か」を探すことではなく、「何が自分に合っているか」を見つけることだと思います。
ちなみに、自分が最終的に行き着いた投資術を端的に表現すると、「連続増収増益の会社が前回高値を上抜けしたタイミングで投資する」と言ったものになります。投資期間は半年~成長が止まるまで。頻繁な売り買いはせずに、一度買ったらしばらく我慢して持ち続けます。値が上がって割高になったと言う理由だけで手放すことはありません。

そしてこの頃に始めたのがこちらのブログです。現在は無期更新停止の状態で放置してありますが、サイト自体は今も残してあります。このブログはPVを意識したものでは無く、投資法や投資を題材にしたテーブルゲームについてブログの形で残すことで、日々の考えを整理するためのものでしたが、今でもたまにアクセスのあるこの記事とかこの記事などは、秀逸なコラムだったと思っています。

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