8/10、新潟2R・未勝利(ダート1800牝)に愛馬アルジェンタータが出走します。3歳新馬戦も残すところ今節を含めてあと4週。掲示板を確保すればラスト1走も可能ですが、外してしまうとここで終戦と言う状況です。そして、それ故に陣営も背水の陣を敷いてここに臨んでくれています。1週前から新潟滞在で輸送リスクを回避し、鞍上にはデムーロ騎手が手配されました。
更にポイントになりそうなのが初のブリンカー装着です。これまでのレースを見る限り、アルジェンタータは他馬を怖がる傾向があり、前を押さえらるとズルズルと後退してしまい、最後方からの競馬を強いられてしまいます。そう言う意味で、以前からブリンカーを試して欲しいとここでは書いて来たのですが、遂に試してくれました。人事を尽くしてこそ結果はついてくると思っていますので、奥村厩舎の体制は大変心強く感じています。
只、相手関係をみると、やはりこの時期まで来てしまうと勝ち上がるのもそうとう厳しくなってしまったと思います。モッシュピットとラブイスキアの2頭は前走が初ダートで高い適性を示していますし、サイファリス,ピチカートポルカなども地力は相当高い様に思われます。今回は間違いなく厳しいレースになるでしょう。
問題はどういうレースを選ぶかですが、基本的には先行馬が有利なコースです。只、先週の結果を見る限り、ダート1800は好位~中段待機の馬が差し届いており、必ずしも先行策が絶対条件ではありません。今走は先行馬がそれなりに揃っていることと、コース形態から序盤のペースはそれなりに早くなると思いますから、結果的に差し届く目も十分にあると思います。
前走は外枠から先行集団に取り付いたアルジェンタータですが、中央枠を引いた今回では同じことが出来る保証がありません。ここは、先行は無理でもブリンカーの効果で後退する癖を抑制して、中段で脚を溜める競馬が出来ることを祈っています。
ちなみに、現在のアルジェンタータの単勝オッズは10.7倍もあり、これは結構美味しい様に思えます。反対に、1人気のモッシュビットの2.4倍は過剰人気な気がします。前走が初ダートで2着に好走していますが、これは大外枠からハナを切って砂を被らない競馬をした結果であり、前を押さえられる展開になったら如何転ぶか分りません。また、左回りに実績が無い点も懸念材料です。決して絶対的な実力上位ではないと見ています。
最後に、アルジェンタータの最大の懸念材料は鞍上のデムーロ騎手です。調子を落としていることは疑いありませんが、気候が一気に夏になったことで復活してくれることの期待します。3走前の様な早々にレースを諦めてしまう無気力騎乗だけは絶対にしないで下さい。