1.ローズボウル
6/1に美浦TCを出発し、現在は山元TCにてワンクッションを入れています。追って社台ファームへ移動して、夏場を涼しい環境でやり過ごす計画が示されています。前走後に張りが見られた右前球節について、現在は多少の張りを感じるくらいで、回復に向かっている様です。先ずは大事にならなくて安堵しました。
林師のコメントによれば「脚元のケアをしっかり行っていただき、万全の状態で秋競馬へ向かいたいと思います。」とのこと。そこで気になるのが復帰戦で、前回の更新では中山での復帰計画が示されていました。その場合、ターゲットはダート1800または2400になります。ダート1800に対応できれば出走番組が大きく広がるのですが、より相手関係の楽になる2400を目標にするのか要注目です。只、中山ダート2400を目指すのであれば、より相手関係が楽になるであろう札幌ダート2400を目指す選択肢も十分にあると思います。せっかく北海道で調整しているワケですし。
2.アレグロモデラート
引き続きノーザンファーム空港にて育成が行われています。運動メニューは坂路を15-16ペースで週2回×2本の内容で、これは前回更新から変わっていません。一方で、馬体重は461Kgと+9Kg増えており、焦ってペースアップするよりも馬体の成長を促す方を優先しているものと思われます。
牧場スタッフのコメントによれば「今週は2本目に14-15を消化させました。このペースを1本乗った後も馬体減りは無く問題ない様子ですので、ここから週1本程度、強目を消化させていきたいと思っています。」とのこと。
このままペースアップして馬体が維持される様であれば、7~8月の移動が視野にことになりそうです。
3.スズナミ
既にゲート試験にも合格して、夏場を涼しい北海道で過ごす予定が示されており、6/3、無事に社台ファームに入場をしています。輸送の疲れはあまり感じさせず、飼喰いも日が経つにつれて戻ってきているとのこと。現在の馬体重は420Kgまで戻っています。
牧場スタッフのコメントによれば「ここまで馬体維持を主眼において坂路で馬なり調整を行ってきましたが、本日、坂路を3ハロン37.7秒で登坂しています。」とのこと。ちなみに、同様の調整過程を辿ったローズボウルの場合、坂路を40秒台で調整し、37秒台は9月以降の時計でした。これと比較すると、スズナミの方が調整状態は早いと考えて良さそうです。北海道デビューも視野に入れている様ですので、出来るだけ相手関係の楽な所を狙って番組選択をして貰えればと思います。
4.ヴァロンダンス
ノーザンファーム空港にて育成を継続中です。運動メニューは5月後半に坂路1~2本を15-16ペースで乗り込み、週末に148秒台まで伸ばしていたとのこと。その後、5月末にリフレッシュを挟んで、馬体重は436Kgまで回復しています。牧場スタッフのコメントによれば「14秒ペースを乗り出した後も問題は無く、移動の体制は整いつつあります。」とのこと。
宗像師のコメントからは「来週以降、検疫と馬房の調整が付けば入厩させたいと思っています。」とのことで、6月中旬には本州へ移動することになりそうです。
5.ダイヤモンドフジ
5/30に北海道のエクワインレーシングを出発。6/1にチャンピオンヒルズに入場をしています。宮本師のコメントによれば「無事に到着したと報告を受けています。近いうちに状態を見に行き、移動後の状態を見て入厩時期を検討していきます。」とのこと。現在の馬体重は449Kgで、ここまで順調に進んでくれたと思います。