1.アレグロモデラート
2/26の中山・未勝利(芝2000牝)への出走を目標に、美浦TCにて調整を続けています。想定では本馬より優先順位の高い馬は10頭と見込まれており、除外の可能性は無さそうです。
2/23、美南Wにて最終追切が行われ、83.9-67.1-52.8-38.3-24.4-11.7(位置4,馬なり)を計時しています。3頭併せの最後方から追走して併入を果たしたとのことで、十分に仕上がったと考えて良さそうです。武井師のコメントに依れば「道中は冷静に折り合えており、大きなフットワークで素軽い走りでしたし、時計も馬なりながら優秀でした。道中の息遣いや息の入りも良く、仕上がりは万全です。」とのこと。
早期段階から鞍上には継続騎乗となる横山武史Jが確保された様に、陣営からは勝負気配が溢れており、ここは4度目の正直を期待したいと思います。
2.スズナミ
2/19の東京・未勝利(芝2400)に出走し、600Mの距離延長を克服して5着と、初の掲示板を確保しました。レース後のコメントでは続戦の方針が示されていましたが、本日、林師より「レース後の脚もとに問題はありませんが、左側の首に皮膚病が発症し、疲れの兆候が見られます。」との連絡があり、一旦放牧に出してコンディションを整えることが決まりました。
続戦で2400Mを走った後の疲労は想像に難くありませんし、何より、2400Mに対応出来たことで、優先権に関わらず番組選択を行う余裕が出来ましたから、ここは焦らずにベストの状態に戻した上で次走に臨んで欲しいと思います。
3月を休んで4月中旬の復帰を目標とすると、福島の芝2000辺りがメンバレベルも下がって狙い目な気がします。
3.ヴァロンダンス
2/19の東京・未勝利(芝1600)に出走しましたが、スタートでの遅れがスローペースの展開では致命的となり、ラストで追い込むも5着までの結果となりました。宗像師のコメントによれば「レース後の馬体や脚もとに問題はありません。馬体重も436Kgまで回復し、続戦出来る状態です。」とのこと。
既にレース開始時の馬体重まで戻っていると言う情報は頼もしい限りで、秋と比較して体力面での成長も確かな様です。ここは確保した優先出走権を有効に利用して、中山・芝1800前後での出走を目標に進めるとのこと。個人的には直線の長い東京よりも中山のコース形態の方が合うように思うので、1つ叩いた次走に注目したいと思います。
4.ダイヤモンドフジ
宇治田原優駿Sにて調整中です。左前蹄の痛みが解決せず、騎乗を控えていたダイヤモンドフジですが、装蹄師により再度の蹄鉄調整を行った結果、漸く状態が落ち着きました。現在は熱感も取れて、キャンターと坂路の運動を再開しています。
宮本師からは「ペースが上がり、態勢が整い次第、帰厩させたいと思っています」とのコメントがされています。現在の馬体重は465Kgで、前走からの変化は僅かなことから、休んで緩み過ぎた状態では無さそうです。
5.ローズボウル
前走にて、惜敗続きのうっ憤を晴らす様な、快勝劇を見せてくれたローズボウルですが、レース後の脚元にも問題はなく、続戦の方針が示されています。現在は運動を再開して、坂路入りも行われました。次走は初の関西遠征で阪神ダート2000を目標にしており、来週から徐々にピッチを上げて行く模様です。
6.ルヴァンヴェール
2/27の中山・1勝クラス(ダート1200)への出走を目標に、美浦TCにて調整が続けられています。2/23、美南坂にて最終追切が行われ、53.1-38.1-24.6-12.5(強目に追う)を記録しています。終いを伸ばす指示であった模様で、全体時計は目立ちませんが、「仕掛けてからの反応は良かった」とのこと。
東京コースで競馬の形が良化したルヴァンヴェールですが、今走は「中山ダート1200に戻って同様の競馬をすることが出来るのか」が最大のポイントとなります。幸い、相手関係はそれほど厳しくは無さそうな点と、鞍上に継続騎乗となる菅原明良Jが確保されたことで、何とか結果を出してくれることを期待しています。序盤のペースアップへの対応が鍵になりますが、ここに対応することが出来れば「去勢後の変り身は本当」と判断出来ると思います。