8/20、新潟6R・未勝利(芝2400)に愛馬スズナミが出走します。3歳未勝利戦も残す所あと3週。本走で権利を逃せば、その時点で勝ち上がりの望みは絶たれてしまう、正に剣ヶ峰の一戦です。
ここでポイントは「スズナミが休み明けのレースになる」ことです。前走を6/26に出走して4着を確保したスズナミでしたが、敢えて続戦を避け、このレースに絞って調整をしてきた経緯があります。この時期の未勝利戦の中には優先権を行使し続けることで結果的に疲弊してしまう馬が少なからず存在し、本走にもそれは散見されます。
これに対し、スズナミは中8週を空けてリフレッシュは十分であり、「勝敗の行方は陣営の仕上げに掛かっている」と言って、過言ではありません。メイチの仕上げで進退を賭けたレースに臨んで貰えるものと信じています。
前走と同様、作戦は「前目からの積極的な競馬を目指すこと」で間違いありません。その為に、敢えて鞍上を変えずに臨んで来たものと考えます。前走は4着とは言え、勝馬との差は僅か0.2秒でしかありません。2走前までの上がり時計で走れていれば勝ち負けまであった計算が成り立ちます。そして、ここでポイントとなるのがラストの上り坂の存在。軽量のスズナミは坂を上り切ってから伸びて来る傾向がありますが、今回の新潟芝2400は平坦でラストに坂はありません。その分だけ早目に末脚が使うことで、これまでに足りない分を埋めることが出来るのではと期待しています。
また16番枠については、統計的に有利とは言い難いのですが、スズナミに取っては好枠になるかもしれません。新潟・芝2400はスタートから1角まで800M超の距離があり、枠番による距離の不利は殆どありません。新潟1000直では外枠が有利とされますが、これは高低差に拠るもので、ゴール板に向かって下り坂になる外枠は、スズナミにとってはプラス寄与するものと期待します。さらに、スタートで後手を踏んだとしても、揉まれる心配のない外枠は、やはり軽量のスズナミには有為でしょう。1角までに3~4番手に進出し、4ターンをロスなく回ることが出来れば理想的です。
相手関係を見ると、この時期の未勝利戦らしい混戦状況を呈しています。最終的な1人気は13番ウロボンになると思いますが、オッズは4倍台が想定され、抜けた人気ではありません。スズナミにも十分チャンスはあります。恐らく、6人気までは単勝10倍を切って来る、予想の難しいレースになると思います。